2010年7月23日金曜日

アクセシビリティ・チェックポイント(8)- 障がいではないけれど・・・

(8)障がいではないけれど・・・

(入力装置についてのリクエストをいただきましたが、未だ準備中のためそちらは来週掲載させていただきます)

世の中には障がいではない(障害者手帳をもらえない)けれども、ある特殊ではない普通の空間において不自由な状況になる方もいらっしゃいます。

例えば

・白がまぶしすぎて見れない
・ダブルクリックが押せない
・ドラッグしたまま移動ができない
・距離感がわからない
・立体感がつかめない
・視野が極端に狭い
・音の距離感(前後左右)が分からない
・音が重なると聞き分けられない
・動くものの認知が遅れる
・ものの境界を把握できない
・文章を読むとき改行しても視点が次の行にいかない

など、いろいろな方がいらっしゃいます。

最近では

・3D 映像が 3D に見えない人

なども問題となっているようです。

しかもこの中には特別ではなく、結構な割合でそういう方がいらっしゃるものもあります。

FLASHを使って派手に作るのもいいですが、こういった方々も多いことを考えて、代替案を作り、それらへのアクセスが容易にできるような対策も考えてみてください。代替案を作ってもどこにあるのか分からないサイトが多いのも事実です。

アクセシビリティだけでなく、最近は

iPadに代表されるように、マルチプラットフォームでのアクセスが増えてきています。そういうユーザーに不便な思いをさせないようにするには上記とほぼ同等の制限事項に対する代替案を用意する必要があります。

そういった意味でも最近は「スマートフォン対応ページ」は良いアイデアだと思います。こういったページはいろいろな制限を考えて作ってあるので同時にアクセシビリティ対策もできているものが多いです。みなさんも「アクセシビリティ対策 兼 スマートフォン対策」を実行してみませんか?応援します。

短いですが。

それでは。