寝込んでいたため前回から時間が経ってしまいました。
上場企業 3,828社の企業サイトのうち、1,152社のサイトに Google Analytics のビーコンが入っている件は前回報告させていただきましたが、今回は業種別にまとめてみました。
まずは業種別の数字を。(クリックで拡大します)
次にグラフ。(クリックで拡大します)
赤い横線が全体平均となります。
まぁ、これだけ見てもあまり新しい発見は無さそうではありますが、では、どういった企業が Google Analytics を導入するか?と考えてみました。
■導入しそうな企業
・解析には興味あるが稟議が通らない、無料でやるしかない
・無料で十分、まずはやってみたい
・有料のツールの補完や確認として
・他企業に乗り遅れたくない
・報告しないといけない為やむおえず
■導入しなさそうな企業
・有料のツールを利用しているので必要ない
・ビーコンに抵抗がある
・googleにデータを利用されると考えると何か嫌だ
・解析に興味がない
・それどころじゃない
こんなところでしょうか?
利用の中心はアーリーマジョリティ層
そう考えると導入しそうな企業は、しなさそうな企業に比べて層がある程度まとまっているように思われます。つまり、導入しなさそうな企業はどちらかというとイノベーター層からアーリーアダプター層にかけての「既に他の有料ツールを利用している層」と、レイトマジョリティ層以降の「あんまり興味ない層」に分かれているようです。
また、上記のグラフを見てみると、想像できる点がいくつかあります。
・海運業を筆頭に典型的なB2B業種は軒並み利用率が低い
(Webに力を入れていない/Webに興味がない)
・銀行・保険といった金融系は利用率が低い
(ビーコンもしくは google での利用に不安を感じる)
・小売・サービス業といったユーザー動向が気になる業種は利用率が高い
(この層は他のツールの利用率も高いと思われる)
こんな感じでしょうか?
他にもいろんな角度で利用度合いを確認していきたいと思います。
もしリクエストがございましたら、メールもしくは twitter でお返事ください。
病み上がりなため、これくらいで。