2010年12月26日日曜日

12/26 Google Analytics 利用率は 38.3% (前週から0.1ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、5社増えていました。

合計で 1,467社。前回の 38.2% から 0.1ポイント増加して 38.3% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

クリスマスも終わり、周りはお正月モードに突入です。ですが、私は今年中に終わらせないといけない仕事がまだまだ残っており、それどころではありません。ちゃんと冬休みを取れるようにしっかり仕事を終わらせて、来年はまたブログの回数を増やしていけるようにしたいと思います。

それでは。

2010年12月19日日曜日

12/19 Google Analytics 利用率は 38.2% (前週から0.1ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、4社増えていました。

合計で 1,462社。前回の 38.1% から 0.1ポイント増加して 38.2% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

冬休みが近づいてきて、いろいろとあわただしくなってきました。仕事でも納期が近いものや、来年度の予算編成に併せた動きが活発なようです。プライベートでもクリスマスパーティーや年賀状どうするかといった話題で持ちきりです。それと併せて、ウイルス性の病気にかかってパーティーが中止になったりしている話も聞きます。手洗い、うがい、睡眠はしっかりとって、皆さんが楽しい年末年始を過ごせる事をお祈りいたします。

それでは。

2010年12月12日日曜日

12/12 Google Analytics 利用率は 38.1% (前週から0.1ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、4社増えていました。

合計で 1,458社。前回の 38.0% から 0.1ポイント増加して 38.1% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

皆様の会社ではボーナスはどうでしたか?(以下、自粛・・・)

巷ではインフルエンザやノロウイルスが流行しているようです。手洗いうがいをしっかりして、衛生面に気を付けてお過ごしください。

それでは。

2010年12月5日日曜日

12/5 Google Analytics 利用率は 38.0% (前週から0.5ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、19社も増えていました。

合計で 1,454社。前回の 37.5% から 0.5ポイント増加して 38.0% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

12月に入ってリニューアルが多かったのでしょうか、19社も増加しました。月初に増えるのは毎月差はあるものの恒例になりつつあります。

もう12月です。このブログをはじめてまもなく1年です。年末は少しゆっくり出来そうですので、これまでの統計についてもまとめてみたいと思います。それまでは、もうしばらく忙しい日々が続きますのでご容赦くださいませ。

それでは。

2010年11月28日日曜日

11/28 Google Analytics 利用率は 37.5% (前週から変わらず)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、1社だけ増えていました。

合計で 1,435社。前回の 37.5% から変わりませんでした。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

3週連続でこのネタしか投稿できませんでした。諸事情によりなかなか時間が作れない状況ですが、これだけは続けます。

それでは。

2010年11月21日日曜日

11/21 Google Analytics 利用率は 37.5% (前週から0.2ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、7社増えていました。

合計で 1,434社。前回の 37.3% から 0.2ポイント増の 37.5% となります。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

もうすっかり冬の準備に入りましたね。あわせてウイルス系のニュースも聞くようになりました。私の会社でも休みが目立つようです。手洗いを忘れずに、睡眠を十分にとって体調に気を付けてお過ごしください。

それでは。

2010年11月14日日曜日

11/14 Google Analytics 利用率は 37.3% (前週から0.2ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、7社増えていました。

合計で 1,427社。前回の 37.1% から 0.2ポイント増の 37.3% となります。

ちなみに

SiteCatalystも変わらずです。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

プリンタのCMなどがだんだんとお正月モードになってきました。もう年末ですね。このブログもそろそろ1年になります。今年の1月に始めた時には Google Analytics の導入企業は 1,152 社でした。その時から 275 社も増加しています。 1日1社ぐらいのペースですかね。あらためて無料のインパクトと Google のブランド力、開発力に驚かされます。年が明けたら1年分をまとめてみたいと思います。

それでは。

2010年11月13日土曜日

[読了] 民の見えざる手 - デフレ不況時代の新・国富論 - (著)大前研一

民の見えざる手 - デフレ不況時代の新・国富論 -
(著)大前研一




[目次]
プロローグ 経済学は、もう未来を語れない
第1章 (現状認識)“縮み志向”ニッポンと「心理経済学」
第2章 (目前にある鉱脈)拡大する「単身世帯」需要を狙え
第3章 (外なる鉱脈)「新興国&途上国」市場に打って出る
第4章 (規制撤廃が生む鉱脈)真の埋蔵金=潜在需要はここにある
第5章  (20年後のグランドデザイン)「人材力」と「地方分権」で国が変わる
エピローグ (発想の転換)そして個人は「グッドライフ」を求めよ

[感想]
いつも思うのが、著者の書き方は誰でも分かり易く、かなり厳しい事を言っているので、極端な事を言っていると嫌っている人もいれば、なるほどと納得して気に入る人の両極端になってしまっているのではということ。私は後者ではありますが、著者の作品は同じような話も多いため、選んで読めば良いように思います。

内容としては日本が、および日本の企業が、そして日本人個人が、海外から相当遅れており、ガラパゴス化しているという事の説明とその対策が分かり易く書かれています。個人的には韓国の教育が急激に進化した事とは逆に日本では「ゆとり」だの何だので逆に退化してしまっている事に対する事実確認とその対応(やや極端に感じる部分もあるのですが)がかなり具体的に分かり易く書かれており、同意する部分が多々あります。勉強もせずに遊んでばかりの大学生を就職させる為に国は多大な費用をかけ、就職率というのを常に気にしているというのは私も違和感を感じる部分で、これらは企業にも国にも言えるように思います。「なんとかなるだろう」という気持ちで気軽に考えている個人、企業、国は早くこれらに気付いて、対応を取るべきだと思います。(という本人も国や企業に対して何かアクションを起こしているかというと疑問ですが)

[情報]
『民の見えざる手 - デフレ不況時代の新・国富論 -』
発行所:株式会社小学館
発行日:2010年7月19日
著者:大前 研一
定価:1,545円(税込)

2010年11月7日日曜日

11/7 Google Analytics 利用率は 37.1% (前週と変わらず)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、1社増えただけでした。

合計で 1,420社。前回の 37.1% から変化なしとなります。

ちなみに

SiteCatalystも変わらずです。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

最近巷ではインフルエンザは流行り始めているそうです。アルコール消毒やマスクというのはインフルエンザ対策としてはほとんど影響がないような記事も見受けられたりしますので何を信じたら良いか分からない時もたまにありますが、睡眠をしっかりとって体調を整えておくのが基本だと思います。私自身睡眠不足で体調ボロボロですが、できるだけ時間を見つけて寝るようにしています。みなさんも体調管理には気を付けて下さい。

それでは。

2010年11月6日土曜日

[課題図書] インターネットII -次世代への扉- (著)村井 純

インターネットII -次世代への扉-
(著)村井 純




[目次]
第1章 何ができたのか
第2章 どのようにできているのか
第3章 ビジネスとインターネット
第4章 何がいけないのか
第5章 何を守るのか
第6章 新しい展開
第7章 すべての人のために

[感想]
前作「インターネット」から3年、1998年に出版されたこの本では、急速に普及してきたインターネットの世界での新しい技術、問題点、リスク、商用での機会、新しい未来などを3年間でどのように変わってきて、その為にどのように今後変わるのかという点も含めて書かれています。
インターネット詐欺や有害情報といった問題点や、EC分野や教育分野での今後の展開なども書かれていますが、前作同様、10年以上前に書かれたとは思えないほど鮮明に予言されています。これには驚くばかりです。今読んでも十分に手ごたえのある本となっています。ただし、ややエンジニア向けの技術用語なども多く、技術関連に興味の無い人にはやや退屈かもしれません。インターネットの世界でエンジニアをやっている人は必ず目を通しておいた方が良い一冊です。

[情報]
『インターネットII -次世代への扉-』
岩波新書 新赤版 571
発行所:株式会社岩波書店
発行日:1998/7/30
著者:村井 純
定価:735円(税込)

2010年11月3日水曜日

[課題図書] インターネット (著)村井 純

インターネット
(著)村井 純




[目次]
序章 インターネットの力
第1章 インターネットの仕組み
第2章 インターネットの空間
第3章 メディアとしての可能性
第4章 インターネットの変遷
第5章 インターネットの重要課題

[感想]
1995年に出版されたとは思えないほどインターネットの歴史を如実に語っている感じです。1995年なので驚異的な普及が訪れる前の話で、ユーザーもまだまだ先進的な人か技術的な仕事をしていた人に限られる状況で、ここまで一般に普及し、かつ、これから発生するであろう問題まで的確に予言しているのには驚かされます。個人的には同じ時代を同じように生きてきたので、非常に懐かしい一冊となっています。登場する人物、登場する製品、技術、すべてが懐かしく感じられ、この中の話に自分が関われていないのが少し悔しくも感じられます。

「インターネットの設計思想はラフなコンセンサス」との記載の通り、昔はメールも届かないことがあるぐらいの感覚だったはずなのですが、そこから商用化が始まり、日本では特に品質が急激に向上し、今ではメールが届かない事は考えられない世の中になっています。設計基盤的には届かなくてもしょうがないところを、ハードウェアとソフトウェアを考え抜く事で品質保証ができるところまで技術が進んでいるということです。これは想像よりも相当大変な事です。これらの技術進歩の先頭を走っている著者の村井純氏には改めて驚かされるばかりです。

[情報]
『インターネット』
岩波新書 新赤版 416
発行所:株式会社岩波書店
発行日:1995/11/30
著者:村井 純
定価:735円(税込)

2010年11月2日火曜日

アクセシビリティJIS チェックポイント(8)― H1~6,P 要素

ヘッダー要素は配置する場所や順番を守る

ヘッダー要素 H1、H2、H3、H4、H5、および H6 は、ページの構造をユーザーに一意に知らせる為に使用します。ヘッダー要素は一般ユーザーが認知しやすいように、スタイルを設定する時はできる限りCSSを使用して必要なスタイルを定義します。

P 要素も同様です。スタイルを設定する場合は CSSを使用して定義してください。そして、ヘッダー要素自体のスタイルをある一部分だけ変えることの無いように、ヘッダー要素前後にスタイル定義を入れないようにしてください。

実装方法

・H1 の次に H3 等にならないように階層の順番を守る
・H1~6 および P 要素の前後にスタイルを変える設定は入れない

悪い例

(見た目にこだわり、H1 の次に H2 を使わずに H3 要素を使用する)
<H1>ページタイトル</H1>
<H3>第1章</H3>

(P 要素のスタイルをその部分だけ変更する)
<P><strong>ここ重要!</strong></P>

ヘッダー要素はアクセシビリティ面で重要な存在

ヘッダー要素はページリーダーや、テキストブラウザでは重要な役割があります。例えばテキストブラウザでは、まずヘッダー要素だけを表示して、それらを選択する事で詳細を表示させる機能などがあります。こういった場合、ヘッダー要素が場所および順番を間違って記載していた場合、ブラウザの動作が正常に働かないことがあります。


重要度

  ★★★(必須)

ガイドライン

  JIS X 8341-3:2010  7.1.3.1  A
  WCAG 2.0 checkpoint  1.3.1  A

以上

2010年10月31日日曜日

10/31 Google Analytics 利用率は 37.1% (前週より0.2ポイント増加)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、8社増えてました。

合計で 1,419社。前回の 36.9% から 0.2 ポイント増えて 37.1% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

このブログへのアクセス数が3カ月前に比べて倍に増えました。とってもありがたいことです。皆様、本当にいつもありがとうございます。今後もできるだけこのペースを保って情報をアップしていきたいと思います。もしアクセス解析とかアクセシビリティとか、セキュリティとかの関連で知りたい事などありましたら是非どんどんリクエストください。お待ちしております。

それでは。

2010年10月30日土曜日

[おすすめ図書] 鈴木敏文の「話し下手でも成功できる」(著)勝見 明

鈴木敏文の「話し下手でも成功できる」
セブン-イレブン流「感情経済学」入門
(著)勝見 明




[目次]
I部 話し下手でも成功できる
 第1章 どんな「話し方」をすれば、相手に伝わるのか
 第2章 人はなぜ、自分のことになると「保守的」になるのか
 第3章 人はなぜ、「長期的な利益」より「目先の楽さ」を大きく感じてしまうのか
II部 商売は感情で動く
 第4章 どうすれば不況下でも買ってもらえるか
 第5章 どうすれば顧客の満足度を高められるか
III部 自分の中の「保守的な心理」を克服する
 第6章 ブレイクスルー思考で新しい自分に挑戦する
 第7章 常に懸命であれば「行き当たりばったり」の生き方でもかまわない

[感想]
常にお客様視点での発想と理論の展開で、とても共感できる内容でした。「下取りセール」や「キャッシュバック」は「割引き」とは違うという例などを見ても、同様の内容は他のマーケティング理論の本の方が詳しく書かれていますが、この本は事例を挙げて「腑に落ちる」内容に仕上がっています。理論はどうでもよくて最終的にはお客様がどう感じるか、感性に訴えるにはどうすればいいか?を常に考え、行動してきた鈴木さんの話が、多くの分かり易い「お客様との会話」を通じて記載されています。内容的には使い古されたような「売るためのコツ」の羅列ではありますが、表現方法や長年のノウハウは勉強になります。

[情報]
『鈴木敏文の「話し下手でも成功できる」
- セブン-イレブン流「感情経済学」入門 - 』
出版社:株式会社プレジデント社
発行日:2010/5/27
著者:勝見 明
定価:1,300円(税込)

2010年10月28日木曜日

アクセシビリティJIS チェックポイント(7)― 7.1.3.1 OL,UL,DL要素

リスト表示をする場合は適切なリスト要素を使用する
また、リスト表示以外ではリスト要素は使用しない


リスト表示をする場合には、段落の階層にも気を使い、OL,UL,DL 要素を使い分けるようにしてください。また、リスト表示をしない場合(1つだけ段落を下げたい場合等)にこれらのリスト要素は使わないようにしてください。

実装方法

・OL, UL 要素の場合はリスト記号を含めて記述する
・DL 要素の場合はリストとして意味をなすように注意して定義する
・多段階リスト表示する場合は、それぞれの階層のリスト記号に気を付ける

悪い例

(OL, UL, DL を使用しない)
 - リンゴ</br>
 - バナナ</br>
 - パイナップル</br>

(他の要素を使ってリストを目立たせている)
<h3>1. 東京都</h3>
<h3>2. 神奈川県</h3>
<h3>3. 大阪府</h3>

リストとインデントは違います

よくインデントさせたくて1行だけリストを使っているパターンを見かけますが、1行だけの場合はリストは使用しないようにしてください。

重要度

  ★★(強く推奨)

ガイドライン

  JIS X 8341-3:2010  7.1.3.1  A
  WCAG 2.0 checkpoint  1.3.1  A

以上

2010年10月27日水曜日

アクセシビリティJIS チェックポイント(6)― 7.1.3.1 TABLE要素

テーブルをレイアウト目的で使う場合は構造要素を含まない
表として使う場合は構造要素を入れるようにする


TABLE要素を使う場合、レイアウト調整の為に使用する場合は、TH や CAPTION、SUMMARY 属性は使用しないでください。また、表として使用する場合(レイアウト調整以外の場合)は、TH や SUMMARY 属性を使って見出しを識別できるようにしてください。

実装方法

(レイアウト調整目的の場合)
・TH、CAPTION、SUMMARY 属性は使用しない
(レイアウト調整目的以外の場合)
・TH、CAPTION、SUMMARY 属性を使用して、表見出し、表全体の説明を挿入する

レイアウト目的でTABLE要素を使用するのは是か?非か?

以前はレイアウト目的での使用は良くない、レイアウトは全て CSS で定義するように、と指示されているガイドラインが主流でしたが、WCAG2.0 では、レイアウト目的での使用を認めています。ただし、読み上げツールの邪魔にならないように、見出しや説明は一切入れてはいけないという基準になっています。CSS への変更が工数が大きくなる場合は、TH や SUMMARY を外して対応するようにしてください。

TH属性は重要

表見出し(TH属性)は行に付属する場合もあれば、列に付属する場合もありますが、表として使用する場合には必ず TH属性を使用して見出しを入れるようにしてください。これは、視覚的にというよりは、読み上げツールが見出しとして認識する為に必要です。特に行や列が多い表では、読み上げツールが何処を読んでいるのか、ユーザーは把握しづらいです。行数・列数に気を配りながら、見出しも必ず入れて、目の見えない方にも分かり易くなるように意識しながら作ってください。

レイアウト目的とはいえ

「TABLE要素の中にまたTABLE要素」「TABLE要素の中でのインデント(P)」などは文法的に間違っているので良くありません。レイアウトの意味を理解して使用するようにしてください。


重要度

  ★★★(必須)

ガイドライン

  JIS X 8341-3:2010  7.1.3.1  A
  WCAG 2.0 checkpoint  1.3.1  A
  WCAG 1.0 checkpoint  5.1 (レイアウト目的以外の場合)

以上

2010年10月25日月曜日

アクセシビリティJIS チェックポイント(5)― 7.1.3.1 BLOCKQUOTE要素

BLOCKQUOTE 要素は引用にのみ使用し、インデントやレイアウト補正には使用しない

Q および BLOCKQUOTE は引用時に使用されるものなので、インデントなどには使用しないでください。

実装方法

・引用を用いる場面で BLOCKQUOTE を使用する
・インデントやレイアウト補正には使用しない

良い例

<BLOCKQUOTE cite="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%92%B2">
<P>相撲(すもう)は、日本古来の神事や祭りであり、同時に武芸でもあり武道でもある(「弓取り式」の本来の意味から)。</P>
</BLOCKQUOTE>

悪い例

<BLOCKQUOTE>
 <BLOCKQUOTE>
  <BLOCKQUOTE>
   <p><a href="special.html">スペシャルコンテンツはこちら</a></p>
  </BLOCKQUOTE>
 </BLOCKQUOTE>
</BLOCKQUOTE>


BLOCKQUOTE要素

BLOCKQUOTE要素は、引用という意味をブラウザやページリーダーに伝えるものです。引用とは違う使い方、例えばインデントなどに使用されると、リーダーが誤認識してしまい、一部のユーザーがページを理解しづらくなる可能性があります。


重要度

  ★★(強く推奨)

ガイドライン

  JIS X 8341-3:2010  7.1.3.1  A
  WCAG 2.0 checkpoint  1.3.1  A
  WCAG 1.0 checkpoint  3.7

以上

2010年10月24日日曜日

10/24 Google Analytics 利用率は 36.9% (前週より0.2ポイント増加)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、7社増えてました。

合計で 1,411社。前回の 36.7% から 0.2 ポイント増えて 36.9% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わらずです。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

とある理由でブログの更新が滞ってますが、これ(GA利用率)だけは続けます(笑)。最近はこのブログへのアクセスも平日が中心で土日は少なくなってきたので、ビジネス用途になりつつあるのかな、と自分に言い聞かせて今後も仕事ネタを増やしていこうと思います。

それでは。

2010年10月18日月曜日

アクセシビリティJIS チェックポイント(4)― 7.1.1.1 LABEL要素

フォーム・コントロールに関連したラベルには LABEL 要素を使用する

実装方法

・フォーム・コントロールに関連したラベルに LABEL 要素を定義する
・その中で FOR 属性を使用してコントロール情報を付加する



<FORM action="action.cgi" method="get">
<LABEL for="name">名前:</LABEL>
<INPUT type="text" id="name" SIZE="50"><BR>
<FIELDSET>
<LEGEND>性別</LEGEND>
<INPUT TYPE="radio" name="sex" id="male">
<LABEL FOR="male">男性</LABEL>
<INPUT TYPE="radio" name="sex" id="female">
<LABEL FOR="female">女性</LABEL>
</FIELDSET> <BR>
<INPUT TYPE="submit"> <INPUT TYPE="reset">
</FORM>

LABEL 要素

LABEL 要素を使用してフォーム・コントロールとそのラベルを明示的に関連付ける必要があります。

各 FORM コントロールのラベルに対して LABEL 要素を配置し、その中に FOR 属性を使用して、特定のフォーム・コントロールと関連付けます。その際に FOR 属性の値は、フォーム・コントロールの ID 属性の値と同じである必要があります。

また、「リセット」ボタンや、「送信」ボタン、およびイメージ・ボタンには、暗黙的に関連付けられたラベルがあるため、ラベルを関連付ける必要はありません。イメージ・ボタンの場合は VALUE 属性または ALT テキストにて関連付けを行います。

上記の定義を行うことで、ブラウザは、特定のコントロールにどのラベルが関連付けられているかをユーザーに明示的に示すことができ、ラベルをクリックすると、カーソルがフォーム・フィールドに移動するか、ラジオ・ボタンまたはチェック・ボックスの値が切り替わります。これは多くのユーザーにとって理解しやすく、マウスで実行できる操作の範囲が広がります。

重要度

  ★★(強く推奨)

ガイドライン

  JIS X 8341-3:2010  7.1.1.1  A
  WCAG 2.0 checkpoint  1.1.1  A
  WCAG 1.0 checkpoint  12.4

以上

2010年10月17日日曜日

10/17 Google Analytics 利用率は 36.7% (前週と変わらず)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、1社増えてました。

合計で 1,404社。前回の 36.7% から変わらずです。

ちなみに

SiteCatalystも 1社増えてました。

企業サイトには 108社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

私の会社では風邪が流行ってます。先週は順番に多くの人が休んでました。順番だとそろそろ私です(笑)子供も風邪気味なので栄養を取ってゆっくりしたいと思います。

それでは。

2010年10月16日土曜日

[課題図書] ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する
(著)W・チャン・キム+レネ・モボルニュ、(訳)有賀裕子




[目次]
第I部 ブルー・オーシャン戦略とは
 第1章 ブルー・オーシャンを生み出す
 第2章 分析のためのツールとフレームワーク
第II部 ブルー・オーシャン戦略を策定する
 第3章 市場の境界を引き直す
 第4章 細かい数字は忘れ、森を見る
 第5章 新たな需要を掘り起こす
 第6章 正しい順序で戦略を考える
第III部 ブルー・オーシャン戦略を実行する
 第7章 組織面のハードルを乗り越える
 第8章 実行を見すえて戦略を立てる
 第9章 結び:ブルー・オーシャン戦略の持続と刷新
巻末資料A ブルー・オーシャン創造の歴史的形態
巻末資料B バリュー・イノベーション:戦略の再構築
巻末資料C バリュー・イノベーションの市場ダイナミクス

[感想]
この本の第2章で紹介されているフレームワーク、「戦略キャンバス」「四つのアクション」「アクション・マトリクス」の3つはビジネスモデルを作る上でとても有効です。特に「戦略キャンバス」は使わないとレッド・オーシャンのど真ん中で価格競争に追いやられ、みすみす負ける戦いを強いられる可能性もあります。この本ではこの「戦略キャンバス」をいろんな事業や事例に対して分かり易く取り上げ、それぞれ成功した戦略のメリハリ具合を説明してあります。

私はこの本を読むまでは「オーシャン」の部分は市場を魚に例え易いのでつけただけだと思っていましたが、この「オーシャン」の方にこそ深い意味があるように感じました。この本の中に直接は書かれてませんが、大洋にはいろいろな魚が住んでいて、それらはそれぞれ住んでいる場所も違えばエサも違い、生活スタイルも違えば季節で移動する事もある。海流に乗る事もあれば温度や異常気象で流れが変わる事もある。ブルー・オーシャンだと思っていた場所があっというまにレッド・オーシャンになる事もあれば、逆にレッド・オーシャンが移動していって元の場所はブルー・オーシャンに戻る事もあり、それらは時間とともにサイクルしていく。これらはまさしく「市場」であり、漁場を読む「目」というものが「マーケティング」であり、日本人はこれらの才能に長けていると感じています。もっとこの戦略を有効活用し、効率の良い(利益率の高い)漁をしたいと感じる一冊でした。

[情報]
『ブルー・オーシャン戦略 -競争のない世界を創造する』
出版社:株式会社ランダムハウス講談社
発行日:2005/6/22
著者:W・チャン・キム+レネ・モボルニュ
訳者:有賀裕子
定価:1,995円(税込)

2010年10月14日木曜日

アクセシビリティJIS チェックポイント(3)― 7.1.1.1 LONGDESC属性

ALT属性で定義したテキストが長文になる場合、説明を分離する

実装方法

・LONGDESC属性を用いて別ページにて説明文を入れる
・説明リンク(通称:Dリンク)を用いて別ページで説明する



<img src="http://www.blogger.com/bear.gif" alt="鮭を取る熊の様子" longdesc="bear.html" />
<a href="http://www.blogger.com/bear.html">鮭を取る熊について</a<&;

LONGDESCって何ですか?

あまり聞き覚えの無い属性ですが、仕様として存在します。おおよそ150文字を基準としていますが、ALTテキストが150文字を超える場合は、それ以内に抑えて、代わりに LONGDESC属性で定義したページにて説明を記入します。

あまり使えないと聞きましたが・・・

この属性自体新しいもので、数年前は対応するブラウザや読み上げツールが少なかったので、「無くても良い」との判断をされてましたが、最近では対応しているものが増えてきたので、ALT属性が長くなりそうな場合には LONGDESC を使うようにしてください。また、説明リンク(通称:Dリンク)を付け加える事で、目の見えない方以外の人も共通で内容を確認できますので、説明リンクは入れるようにしてください。

重要度

  ★(あった方が良い)

ガイドライン

  JIS X 8341-3:2010  7.1.1.1  A
  WCAG 2.0 checkpoint  1.1.1  A
  WCAG 1.0 checkpoint   1.1  A

以上

2010年10月11日月曜日

[課題図書] 北尾吉孝の経営道場 (著)北尾吉孝

北尾吉孝の経営道場



[目次]
第1章 経営トップの条件
第2章 リーダーの資質を磨く
第3章 強い組織をつくるには
第4章 財務戦略は経営の要
第5章 一気呵成に展開する事業戦略
第6章 サービス・商品開発も人に尽きる
第7章 営業を技術革新する
第8章 SBIグループの成長戦略
    - 自己進化による企業生態系の構築 -
第9章 SBIホールディングスの21世紀戦略

[感想]
前半は今まで出版されてきた「君子を目指せ小人になるな」や「何のために働くのか」などでも取り上げられていた内容をまとめて、より分かりやすくした感じです。仁義信の教えや利他の心などの話は多くの場合、若い人には理解しづらいものになりがちですが、これは20代の人にもすっと腑に落ちる内容になっていると思います。
後半はSBIグループの特に金融コングロマリット系の企業のそれぞれの戦略が書かれています。
どちらもすっと読めて分かり易く仕上がってますので、若くして企業家精神のある方におすすめです。

[情報]
『北尾吉孝の経営道場』
出版社:株式会社企業家ネットワーク
発行日:2009/6/19
著者:北尾吉孝
定価:1,680円(税込)

2010年10月10日日曜日

10/10 Google Analytics 利用率は 36.7% (前週から0.2ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、6社増えてました。

合計で 1,403社。前回の 36.5% から 0.2 ポイント増えて 36.7% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わりありませんでした。

企業サイトには 107社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

連続したイベントが無事終了しました。お世話になった皆様、協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。今後より一層いろんな面で効果が出るように尽力してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

雨が続いて風邪気味の人が多いようです。体調を整えて、風邪をひかないように、うつらないように、うつさないように、気を付けて下さい。

それでは。

2010年10月9日土曜日

アクセシビリティJIS チェックポイント(2)― 7.1.1.1 OBJECTタグ

各オブジェクトにたいして代替コンテンツを提供する

FLASH などの拡張機能を利用する際に記述する OBJECT タグですが、この OBJECT タグで表示するメディア系のコンテンツは、目の見えない方だけでなく、サポートされてないブラウザや OS の為にも代替コンテンツを記述する必要があります。その際に、元の OBJECT タグで使用するコンテンツと同等の内容を伝える必要があることに注意してください。コンテンツの内容を代替画像やテキストで伝えることが難しい場合はその機能を説明するようにしてください。

実装方法

  ・OBJECT タグの中に title 属性を定義して、説明を入力
  ・画像などの代替コンテンツに alt 属性を定義して、説明を入力

FLASH 以外に使っても大丈夫ですか?

基本的には問題ありませんが、プラグインの導入率などの観点からあまり使われてないのも事実です。海外では Javaアプレット、MPEGビューワーなども比較的多いようですが、日本ではほとんど見られません。FLASH でそれらは代替できる事が多いので、FLASH を利用し、それらを見れない人(iPhone などもそうですね)の為のコンテンツ(画像やYouTube系の動画)および代替テキストは必ず入れるようにしてください。

重要度

  ★★★(必須)

ガイドライン

  JIS X 8341-3:2010  7.1.1.1  A
  WCAG 2.0 checkpoint  1.1.1  A

以上

2010年10月6日水曜日

アクセシビリティJIS チェックポイント(1)― 7.1.1.1 ALT属性

イメージタイプの要素には ALT属性を付ける

イメージタイプの要素(img 要素、area 要素、input 要素)には ALT 属性を付ける必要があります。これはアクセシビリティ対策だけでなく、SEO対策にも有用な為に、既にいろんなサイトでも実装されてます。基準も分かり易く、効果も分かり易いために制作ガイドラインやアクセシビリティガイドラインでは最初の方に出てきます。

なぜ、ALT属性が必要なのでしょう?

ALT属性が無いと、目の見えない方が読み上げツールやスクリーンリーダーを使用してページを音声で読み上げる場合に、画像の意味や目的を知る事ができません。これらはクローラーでも同じです。クローラーがサイトをクロールする際も、画像に ALT属性が無いと、その画像の意味が分からない為に、検索として見つけ辛くなります。SEO対策の為にも必須の対応項目となります。

「ALT=""」は是か?非か?

「ALT=""」の設定(俗称「空ALT」)を許可しないWebサイトガイドラインもありますが、アクセシビリティの観点から見ると、この設定は問題ありません。その画像自体に意味が無い場合、例えば、ブランクを画像で設定していたり、画像の中黒や罫線などは空ALTでも問題ありません。逆に「スペース」等と書いてしまうと、読み上げた時に意味が途切れてしまい、ユーザーに伝わりづらくなる事もあります。意味があろうが無かろうが、ALT属性は付けて、意味の無いものはALT属性の中身を空にしてあげれば大丈夫です。


重要度

  ★★★(必須)

ガイドライン

  JIS X 8341-3:2010  7.1.1.1  A
  WCAG 2.0 checkpoint  1.1.1  A

以上

2010年10月3日日曜日

10/3 Google Analytics 利用率は 36.5% (前週から0.2ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、6社増えてました。

合計で 1,397社。前回の 36.3% から 0.2 ポイント増えて 36.5% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは 2社増えてました。

SiteCatalyst久々に増加が見られました。企業サイトには 107社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

ここのところ個人的にいろんなイベントが続けざまにあって、ちょっとヘトヘトですが、すごく充実してます。来週ぐらいには落ち着く予定なのでそれまでの辛抱です。落ち着いたらいろいろとこのブログで報告していけると思います。それまでは更新頻度さがるかもしれませんがご容赦ください。

それでは。

2010年10月2日土曜日

Webサイト高速化技法(5):HTTP/1.0 と HTTP/1.1 の違い

みなさんは自社のWebサイトのHTTPプロトコルのバージョンをご存知でしょうか?

ほとんどのブラウザで「ページの情報を表示」を選択すると、HTMLページのヘッダ情報を見る事ができます。そうすると、下記のような情報をみることができます。

  HTTP/1.1 200 OK
  Date: Sat, 02 Oct 2010 13:12:41 GMT
  Server: Apache/2.2.3 (CentOS)
  X-Powered-By: PHP/5.2.6

これをみると、このページは

  - HTTP プロトコルは 1.1 を採用
  - WebサーバーのOS は CentOS を採用
  - Webサーバーは Apache/2.2.3 を採用
  - PHP 5.2.6 を採用

等といった情報が読み取ることが出来ます。
この、HTTPプロトコルのバージョンがページの表示速度に大きく影響します。

何が違うのか?

大きく2種類の違いを把握すると理解しやすいと思います。

1. 並行処理できる数が大きく違う

Webサーバーとの通信の回数が多いほど、その差は歴然です。以前に「Webサイト高速化技法(1):物理的に近い場所にWebサーバーを置く」http://uehama.blogspot.com/2010/08/webweb.html という記事を書かせてもらってますが、その中で例えば HTML ファイル中に画像が50種類呼ばれているとすると、50個を同時にWebサーバーに取りに行く事はできずに、並行処理をしながら数回に分けて取りに行きます。その同時に出せるリクエストの数が HTTP/1.0 と HTTP/1.1 では違います。なので読み込むファイルの数が多ければ多い程、その差が大きく拡がっていくととになります。

2. 1回のリクエスト/レスポンスの中身が違う

あまり技術的にしたくないので詳細は割愛しますが、HTTP/1.1 ではファイル1個を取りに行く時のリクエストとレスポンスの作業の効率化が図られています。画像ファイル1個を受信しようとした時、複数個のボールをサーバーに投げて複数個に分けて返していたのを、1個のボールの受渡しにまとめた感じです。これも経路が効率化されますので、ページ表示速度が大きく変わります。読み込むファイルの数が多ければ多い程、その差が大きく拡がっていきます。

もうすでに HTTP/1.1 に移行が終了していると思ってましたが

もともと私は全ての企業が HTTP/1.1 に切り替わっていると思っていたので、このような記事を書こうとは思っていなかったのですが、念のため調べてみるとちょっと予想外の結果になったので紹介します。

私が毎週報告している Google Analytics の導入状況調査を利用して、上場企業3828社のプロトコルを調べてみました。すると

HTTP/1.0 の企業がまだ 60 社も残っていました。

明らかにページ表示速度は変わります。変更するのはすぐに出来ますし、予算もかかりませんのですぐにでも変更されるのをおすすめいたします。

みなさんの会社の Webサーバーは HTTP/1.1 になっていますか?

一度確認してみてください。

それでは。

2010年9月27日月曜日

障がい者を雇用して成功している会社

障がい者を雇用して成功している会社
~株式会社アイエスエフネットハーモニー~

先日、アイエスエフネットハーモニーという会社を訪問していろんな刺激を受けました。障がい者が本当に活き活きと働いていて結果、業績向上に大きく貢献している会社です。今回はこの訪問について少し書いてみたいと思います。

株式会社アイエスエフネットハーモニー
アイエスエフネットハーモニーのブログ


あいさつが気持ちいい

入るなり「こんにちは!」とみんな大きな声で迎えてくれました。それは最近のコンビニや居酒屋で見かける「ただ大きな声を出す」というものではなく、ちゃんとこちらに向かって伝わるように発せられたものでした。(そういえば最近こんな気持ちの良い挨拶は聞いた事がなかったな)とスタートから感心させられました。立ち上がって、こちらを向いて、「こんにちは!」と元気よくあいさつして、深くおじぎをする。たったこれだけの事を最近の企業では「忙しい」という理由でやらなくなっています。先日ブログで「アナログデバイド」(造語)という記事を書いたのですが、本当に実感させられました。どちらが障がいがあって、どちらが健常か分からなくなってきました。

複合型の雇用形態

この会社は身体、知的、精神に障がいのある人だけでなく、ニートや引きこもりといった方まで雇用し、無理の無いように親御さんと相談しながら60才まで長く勤務できるようにとの目標を持って運営されてます。ほとんどの企業では数年で辞めざるをえない状況になるらしいのですが、それでは親御さんは老後も安心できません。続けられるという事実が本人の自信にもつながり、親御さんの安心にもつながります。また、レジャーや恋愛、結婚といった「やりたい事」が金銭的な理由で出来ないというのも寂しいですし、みんなの税金で生活しているという意識はやはり精神衛生上良くないと思います。ですが、そのような国の体制がないというのも事実で、雇用をもっと増やしていく必要があるということです。

特技を活かした実務

障がい者といっても一般の人に負けない特技を持った方が多くいらっしゃいます。ただそれを活かせる環境を提供するのが難しいということでなかなか企業ではそのような業務には就けず、清掃や簡単な事務処理になってしまうことも多いとの事ですが、ここでは数学の得意な人にはプログラミングをやってもらい、最近ではプログラミングのインストラクターのような業務もこなしている人もいました。

一般の人の意識も変えてしまう障がい者パワー

私が最も興味を持った話ですが、障がいのある方は本当に勤勉で真面目で、その上、自分が失敗することを自覚している為、作業が慎重で結果信頼性がすごく良いという結果となっていました。それが一般の方にも良い影響を与えるようで、1週間のうち数時間を一緒に業務することで今までついつい煙草休憩に行って30分ぐらい雑談をしてしまうような社員も業務時間内は本当に真面目になったそうです。1週間のうちの数時間を一緒に業務する事自体は売上や利益にはほとんど貢献しないので、周りからは反対されたそうですが、やってみるとこの数時間分の元をとるどころか他の部分で無駄が無くなり、品質が良くなり、利益があがったそうです。これはどの企業でも実施して見る価値はあるのではないでしょうか?

普通の生活でも積極的に接触を

電車の中やレジャー中に障がいのある方に会ってもついつい目をそらしがちで、どのように接触して良いか分からない事もあると思います。それは自分にとっても相手にとってもすごく寂しい状況です。普通の時から接触している人は何も考えなくても自ら接触していきます。自分もそうなりたいと思います。

アクセシビリティの観点から協力体制を

私自身、今後も今の気持ちを忘れないように、時々訪問させていただき、いろいろと教えて欲しい欲求にかられています。その為にも私も雇用に役にたてればといろいろと考えています。まず考えている事は、アクセシビリティ対策を考えている企業のWebサイト担当者との懸け橋になって、実際に障がいのある方はどれくらいサイトを不便に感じているのかをサービスとして提供できればと考えています。他にもいろいろと考えればアイデアは出てくると思います。皆さんもアイデアや、役に立ちたい、アクセシビリティ調査を依頼したい等ございましたら、私宛てでかまいませんのでご相談いただければと思います。可能な限り協力し、雇用を増やしていければと思います。

いろいろと書きたい事はまだまだありますが、本日はこのあたりで。
それでは。

 

2010年9月26日日曜日

9/26 Google Analytics 利用率は 36.3% (前週から0.1ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、5社増えてました。

合計で 1,391社。前回の 36.2% から 0.1 ポイント増えて 36.3% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わりありませんでした。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

今日は日本各地で運動会みたいですね。ウチも運動会でした。秋晴れの涼しい中での運動会だったので気持ち良く過ごせました。でもヘトヘトです。今日はこのくらいで。

それでは。

2010年9月25日土曜日

北尾吉孝さんの「今日の論語」まとめ(121)~(136)

北尾吉孝さんの「今日の論語」まとめ(121)~(136)

SBIホールディングス株式会社代表取締役CEOである、北尾吉孝さん( @yoshitaka_kitao )が毎日 twitter でつぶやかれてた「今日の論語」が一巡されたようなので、ここでちょっとまとめてみました。
(注:togetter ではありません。また、私が読みやすいように一部編集されてます。twitter でポストされたそのままではありませんのでご了承ください)

2010年7月30日(第121回)~ 8月20日(第136回)まで


今日の論語(121)「信なれば即(すなわ)ち人(ひと)任(にん)ず」
誠実であれば他人から信頼が得られ、全てを任せられるものだ。

今日の論語(122)「敏(びん)なれば即(すなわ)ち功あり」
敏速にことを処理すれば成績はあがる。

今日の論語(123)「恵(けい)なれば即(すなわ)ち以(もっ)て人を使うにたる」
上に立つものは恵み深くなければ人は喜んで働いてくれない。

今日の論語(124)「君子は其(そ)の親(しん)を施(す)てず」
君子は肉親を粗略にしてはならない。

今日の論語(125)「得(う)ることを見ては義を思う」
利益を目前にしたら大義を考える。すなわちそれを得ることが正しいか、理にかなってるかをまず考える。

今日の論語(126)「賢(けん)を尊(とうと)びて衆(しゅう)を容(い)る」
君子は賢人には尊敬の念をもって接し、一般の人々も寛容な態度で包容する。

今日の論語(127)「善(ぜん)を嘉(よみ)して不能を矜(あわれ)む」
善人(ぜんじん)をたたえながらも、能力の劣った人をも哀(あわれ)れむべきである。

今日の論語(128)「博(ひろ)く学びて篤(あつ)く志(こころざ)し、切(せつ)に問(と)いて近く思う」
ひろくなに事も学んで志をしっかりと定め、疑問に突き当たったら、すぐに人に教えを請い、それを身近なこととして考えれば、仁道を体得することが出来る。

今日の論語(129)「小人の過(あやま)つや必ず文(かざ)る」
小人は自分の犯したあやまちを、必ず覆(おお)い隠(かく)そうとする。

今日の論語(130)「君子に三変(さんべん)あり。これを望(のぞ)めば儼然(げんぜん)たり、これに即(つ)けば温(おん)なり、其の言を聴(き)けば厲(はげ)し」
君子の態度には三つの変化がある。遠くから望むと威厳があって恐れが多い。しかし近づいてみると、人情があり、温和で親しみ易い。話してみると、激しくいい加減なところがない。

今日の論語(131)「君子の過(あやま)ちは、日月(じつげつ)の食(しょく)の如(ごと)し」
君子の過ちは日食や月食と同じように、過てばだれにもかくさないから、人はみな目を向けるし、過ちを改めるから日食は月食が終わったようにみな彼を崇める。

今日の論語(132)「賢者は其(そ)の大なる者を識(し)り、不賢者(ふけんじゃ)は其の小(しょう)なる者を識る」
賢者は問題の根本となる重要なことに着眼し、一般の人は枝葉末節ばかり気ずき大きなところを知らない。

今日の論語(133)「允(まこと)に其の中(ちゅう)を執(と)れ」
偏(かたよ)らない中庸(ちゅうよう)の道は人間の常に守るべき大事な道である。

今日の論語(134)「命を知らざれば、以て君子為ることなし」
人にはおのずから天から授かった使命がある。その自覚を持たず、その使命を果たすべく日々努力しないものは、君子たる資格はない。

今日の論語(135)「礼を知らざれば、以って立つことなし」
社会を形成する人々が楽しく円満に日々を送るためには一定の秩序が必要になります。そうした秩序や調和をもたらす働きが礼です。だから礼がなければ世の中に立つことができないのです。

今日の論語(136)「言を知らざれば、以って人を知ることなし」
相手の言葉を十分に理解することなしに、その人の善悪を見分けたり、その人の長短、才能、性向を知ることはできない。


以上

※「今日の論語」まとめ
2010年2月8日(第1回)~ 3月19日(第30回)まで
2010年3月21日(第31回)~ 4月30日(第60回)まで
2010年5月6日(第61回)~ 6月16日(第90回)まで
2010年6月17日(第91回)~ 7月29日(第120回)まで
2010年7月30日(第121回)~ 8月20日(第136回)まで

 

2010年9月23日木曜日

北尾吉孝さんの「今日の論語」まとめ(91)~(120)

北尾吉孝さんの「今日の論語」まとめ(91)~(120)

SBIホールディングス株式会社代表取締役CEOである、北尾吉孝さん( @yoshitaka_kitao )が毎日 twitter でつぶやかれてた「今日の論語」が一巡されたようなので、ここでちょっとまとめてみました。
(注:togetter ではありません。また、私が読みやすいように一部編集されてます。twitter でポストされたそのままではありませんのでご了承ください)

2010年6月17日(第91回)~ 7月29日(第120回)まで


今日の論語(91)「仁者は憂えず、知者は惑わず、勇者は懼れず」
仁徳のある人はかえりみてやましさがないから悩まないし、知者は道理をわきまえ聡明だから迷いがない。勇敢な人は恐れないものだ。

今日の論語(92)「君子は其(そ)の言の其の行ないに過ぎるを恥(は)ず」
君子は実行の伴わないで言葉ばかり多いことを恥とするものだ。

今日の論語(93)「人の己(おのれ)を知らざることを患(うれ)えず、己の能(のう)なきを患う」
他人が自分のことを分かってくれないと言って気にかけることはない、むしろ自分の能力が足りないことを心配すべきだ。

今日の論語(94)「我れは則(すなわ)ち暇(いとま)あらず」
しばしば人を批判するくせがあった弟子に対して言った言葉。わたしにはとても人を批判するひまはない。

今日の論語(95)「詐(いつわ)りを逆(むか)えず、信(しん)ぜられざるを億(おもんばか)らず」
人に接する場合、初めからその人がだましてるのだと憶測せず、わけもなくその人が不誠実だと疑わない。率直に相(あい)対することが大切だ。

今日の論語(96)「直(ちょく)を以(も)って怨(うら)に報(むく)い、徳(とく)を持って徳に報いん」
理不尽(りふじん)な仕打ちに対しては公平公正な判断で対処すべきで、徳にこそ恩徳をもって報いるべきである。

今日の論語(97)「天を怨(うら)まず、人をとがめず」
世に入れられなくっても、なすべきことをなし、天を怨むようなことはないし、人を責めることもしない。

今日の論語(98)「下学(かがく)して上達(じょうたつ)す」
身近などんな卑近なこともおろそかにせず、様々な人から学び日々上達し高遠な境地に到達していく。

今日の論語(99)「己を修(おさ)めて以って敬(けい)す」
先ず自(みずか)らの修養に努め、人に接し事にあたっては敬(うやま)い慎(つつし)む心を忘れない。

今日の論語(100)「遠(とお)き慮(おもんばかり)なきときは、必ず近き憂(うれい)あり」
遠く先々のことまで深い思慮をめぐらしておかなければ、必ず近い将来身近なところに災いがやってくる。

今日の論語(101)「君子は諸(こ)れを己(おのれ)に求む。小人は諸れを人に求む」
君子は、何事も自分に求め、自分に責任を課す。小人は何でも人の責任にする。

今日の論語(102)「君子は世を没(ぼっ)して名の称(しょう)せられざるを疾(にく)む」
君子は一生を終えて其の名が世に聞こえないことを憂う。

今日の論語(103)「言(げん)を以(も)って人を挙(あ)げず、人を以って言を廃(はい)せず」
君子は口がうまく善いことを言うからといって、其の人を重用、登用しない。またふだんの行ないがよくないからと、その人の善言まで退けない。

今日の論語(104)「己(おのれ)の欲せざる所(ところ)、人に施(ほどこ)すこと勿(なか)れ」
自分がされたくないことは、人にもしてはならない。

今日の論語(105)「衆(しゅう)之を悪(にく)むも必ず察(さつ)し、衆之を好むも必ず察す」
多くの人が憎んで嫌っている人でも、必ず自分自身で確かめるべきだ。誰もが好いていても、世評で人物判断するのではなく自分の目で確かめるべきだ。

今日の論語(106)「過(あやま)ちて改(あらた)めざる、是(これ)を過ちと謂(い)う」
過ちを犯しても反省を怠り、悔い改めるることをしない、是こそが本当の過ちだ。人間である以上過ちをしない人なんかいないのだ。

今日の論語(107)「得ることを見ては義を思う」
利得を目前にしたときは、其の利を売ることが正しいか、理にかなってるか、それを先ず考えなければならない。

今日の論語(108)「君子は小知(しょうち)せしむべからずして、大受(だいじゅ)せしむべし」
君子には小さなことをあれこれとさせるのでなく、大事をやらせるべきである。君子は大きな任務を引き受けさせればやってのける。

今日の論語(109)「教えありて類(るい)なし」
人間としての品格は教育の如何で決まるのであって、その人の属する境遇や地位や貧富貴賤などとは関係ない。

今日の論語(110)「辞(じ)は達(たつ)するのみ」
言葉は意思が正確に相手に通じればそれで十分である。飾ったり長々と語ることは好ましいことではない。

今日の論語(111)「寡(すく)なきを患(うれ)えずして均(ひと)しからざるを患う」
人民が少ないとか貧困を憂うのでなく、人民が不平等だと思うことを心配すべきだ。不平等は不安定につながる。

今日の論語(112)「天下(てんか)道(みち)あれば、即(すなわ)ち庶人(しょじん)議(ぎ)せず」
天下の政治が正しく行われれば一般庶民が政治について物議をかもすことはない。

今日の論語(113)「直(なお)きを友とし、諒(まこと)を友とし、多聞(たもん)を友とするは、益(えき)なり」
正直な人、誠実な人、色んなことに通暁(つうぎょう)している人を友とするのは有益である。

今日の論語(114)「便辟(べんぺき)を友とし、善柔(ぜんじゅう)を友とし、便佞(べんねい)を友とするは、損なり」
こびへつらう人、あたりさわりは柔らかいが誠実さにかける人、心無く口先だけの人を友とするのは損だ。

今日の論語(115)「言未(いま)だ之に及ばずして言う、之を躁(そう)と謂(い)う」
まだ言うべきでないのに言ってしまうのは軽率である。人間が犯しやすいあやまちのひとつだ。

今日の論語(116)「言之(これ)におよびて言わざる、之を隠(いん)と謂(い)う」
言うべきときに言わないでかくしている。この隠ということも我々が犯しやすい過ちだ。

今日の論語(117)「礼を学(まな)ばざれば、以(も)って立つことなし」
礼を学ばずして、人間として世に立つことは出来ない。礼こそは世に立つ根幹である。礼には二つの意がある。社会の秩序安定をもたらす基本ということ。もうひとつはいわゆる社会生活を円滑ならしめるエチケット、マナーである。

今日の論語(118)「性(せい)相(あい)近し、習えば相遠し」
人間の天性はそれぞれそんなに違ったものではないが、習慣によって其の差が開いてくるものだ。ここに習慣は第二の天性といわれる所以(ゆえん)がある。

今日の論語(119)「恭(きょう)ならば即(すなわ)ち侮(あなど)られず」
態度が丁重で恭(うやうや)しければ、人から侮辱されたり、侮られることはない。

今日の論語(120)「寛(かん)なれば即(すなわ)ち衆(しゅう)を得(う)」
寛大であれば多くの人の心をとらえ、支持を得ることが出来る。


つづく

※「今日の論語」まとめ
2010年2月8日(第1回)~ 3月19日(第30回)まで
2010年3月21日(第31回)~ 4月30日(第60回)まで
2010年5月6日(第61回)~ 6月16日(第90回)まで
2010年6月17日(第91回)~ 7月29日(第120回)まで
2010年7月30日(第121回)~ 8月20日(第136回)まで

 

北尾吉孝さんの「今日の論語」まとめ(61)~(90)

北尾吉孝さんの「今日の論語」まとめ(61)~(90)

SBIホールディングス株式会社代表取締役CEOである、北尾吉孝さん( @yoshitaka_kitao )が毎日 twitter でつぶやかれてた「今日の論語」が一巡されたようなので、ここでちょっとまとめてみました。
(注:togetter ではありません。また、私が読みやすいように一部編集されてます。twitter でポストされたそのままではありませんのでご了承ください)

2010年5月6日(第61回)~ 6月16日(第90回)まで


今日の論語(61)「未(いま)だ生をしらず、いずくんぞ死を知らん」
まだ、生きている人間の道さえ知らない者が、どうして死のこと、死んでからのことが分かろうか。死を知ろうとする前にまず生を知らないといけない。

今日の論語(62)「過(す)ぎたるは猶(な)お及(およ)ばざるがごとし」
何事も、ゆき過ぎるのは及ばないのと同じことだ。ようは中庸が大事だということです。

今日の論語(63)「所謂(いわゆる)大臣とは、道を以って君に事(つか)え、 不可なれば即(すなわ)ち止(や)む」
大臣とは正道をもって主君に仕え、もしそれが通用しなかったら職を辞すべきである。

今日の論語(64)「己(おのれ)に克(か)ちて礼に復(かえ)る」
私欲にうちかって自我を没し、節度を守り、言動を礼に合致させる。之が仁の道だ。

今日の論語(65)「内に省(かえり)みて疾(やま)しからずんば、夫(そ)れ何をか憂(うれ)え何をか懼(おそ)れん」
省みてやましさがなければ、人は心配することもおそれることもない。

今日の論語(66)「死生命あり、富貴天にあり」
生きるか死ぬか、偉くなるか金持ちになるか、これら全て天命であって、個人がどうすることも出来ないことだ。

今日の論語(67)「四海(しかい)の内(うち)、皆(みな)兄弟(けいてい)なり」
人に対して謙虚で礼儀正しく、真心をつくしてつきあえば、世の中の人は、皆兄弟です。

今日の論語(68)「民(たみ)、信(しん)なくんば立(た)たず」
信は社会存立の基礎であり、これがなくては国家も社会も成り立たない。為政者に対する不信、人間への不信、夫婦親子への不信、友人への不信等々不信に終始するなら人はこの世に生きていけない。

今日の論語(69)「君子は人の美(び)を成す」
徳のある人は人の欠点を取り立てることなく、その人を助けてその人の長所を伸ばし、善事を成し遂げさせるものだ。

今日の論語(70)「政は正なり」
政治の要諦(ようてい)は正しいことを行うことにある。

今日の論語(71)「其(そ)の悪(あく)を攻(せ)めて、人の悪を攻(せ)むるなし」
自らの悪い点をとことん責めて、他人の悪い点については寛大な態度とる。之で心中にある悪を取り除けるのではないか?

今日の論語(72)「君子は其(そ)の知らざるところに於(おい)ては、蓋(けだ)し闕如(けつじょ)す」
君子は自分が知らないことは、知ったかぶりをしないで黙(だま)っているものだ。

今日の論語(73)「其の身正しければ、令せざれども行わる。其の身正しからざれば、令すと雖(いえど)も従わず」
為政者自らが自分の行動を正しくすれば、命令を発しなくても事は自然と立派に遂行される。逆に行いが正しくないと、何度命令を下されても、誰もそれに従わない。

今日の論語(74)「苟(いやし)くも其の身を正しくせば、政(まつりごと)に従うに於いてか何かあらん。其の身を正すこと能(あた)わずんば、人を正すを如何せん」
もし為政者が自らを正しくすれば、国を治めるのに何の困難があろう?正しくすることができないで、どうして人を正すことができようか。

今日の論語(75)「近き者説(よろこ)べば、遠き者来たらん」
国を治めるには、まず近くの者に満足を与えるようにつとめるべきである。近くの者がよろこべば、遠くの者も、慕って集まり服従するであろう。

今日の論語(76)「速(すみや)かならんことを欲すれば、則(すなわ)ち達せず」
急ぎすぎてはならない。急ぎすぎると、結局目的は達せられない。

今日の論語(77)「小利(しょうり)を見れば、則(すなわ)ち大事(だいじ)成らず」
目先の小さな利益だけにとらわれると、大事を達成することはできない。

今日の論語(78)「己(おの)れを行なうに恥あり」
士とは、自分の行動に対して恥を知るものである。

今日の論語(79)「言必ず信、行い必ず果。硜硜(こうこう)然たる小人(しょうじん)なるかな」
言ったことは必ず守り、やるべきことは最後までやり抜く。これは士としてもつべき立派な資質ではあるが、それだけであれば、浅薄で人間として小さい。

今日の論語(80)「君子は和(わ)して同(どう)ぜず、小人(しょうじん)は同じて和せず」
君子は調和をとっても同調して徒党は組まないが、小人は徒党を組んで同調しない。(付和雷同の語源である)

今日の論語(81)「君子は事(つか)え易くして説(よろこ)ばしめ難し」
君子にはえこひいきがないから、仕えて仕えやすい。しかし、君子は小人のように、道理にかなっていない利欲は喜ばないから、喜ばせることが難しいものだ。

今日の論語(82)「君子は泰(ゆた)かにして驕(おご)らず、小人は驕りて泰ならず」
君子は自分に修めるところ深く確固たる信念もあり、物腰が静かで落ち着きがあって悠然としているが、小人は傲慢で落ち着きがない。

今日の論語(83)「剛毅(ごうき)木訥(ぼくとつ)、仁に近し」
意志が堅固で、果敢によくことを行い、しかも飾り気がなく素朴である、このような人は仁者に近い。

今日の論語(84)「徳ある者は必ず言あり。言ある者は必ずしも徳あらず」
道徳を身につけた人は、必ず筋道が通った立派な言葉を発する。しかし、口で立派なことを言う人が、かならずしも有徳の人とはかぎらない。

今日の論語(85)「仁者(じんしゃ)は必ず勇あり。勇者は必ずしも仁あらず」
仁徳のある人は心に患(うれ)いがなく自信があるから、必ず義を見れば行なう勇気がある。勇敢な人はときに血気にはやることもあって、必ずしも仁徳があるとは限らない。

今日の論語(86)「貧しくして怨むこと無きは難く、富みて驕ること無きは易し」
貧しいと、とかく世を怨(うら)み、他人をとがめがちである。だから貧しくても怨み言を言わないのは、非常に難しい。これに比し、富んでも傲慢にならないのは簡単なことである。

今日の論語(87)「利を見ては義を思い、危(あや)うきを見ては命を授(さず)く」
利益を目の前にしてもその利が義にかなったものかを考え、災難に遭遇したら敢然と命を投げ出す。

今日の論語(88)「君子は上達(じょうたつ)し、小人(しょうじん)は下達(かたつ)す」
君子は一歩一歩向上し高明の域に達し、小人は下に向かって利欲に志して下落していく。

今日の論語(89)「古(いにしえ)の学者は己(おの)れの為にし、今の学者は人の為にす」
昔の学者は自分の修養のために学問をした。今の学者は世間の評判や名誉を求めて学んでいる。

今日の論語(90)「君子は思うこと其(そ)の位(くらい)を出(い)でず」
君子は自分のおかれた立場に忠実で自分の本分を超えない。自分の職責には透徹した使命感を持つが、他人のことにむやみに手を出したり、口を挟んだりしない。


つづく

※「今日の論語」まとめ
2010年2月8日(第1回)~ 3月19日(第30回)まで
2010年3月21日(第31回)~ 4月30日(第60回)まで
2010年5月6日(第61回)~ 6月16日(第90回)まで
2010年6月17日(第91回)~ 7月29日(第120回)まで
2010年7月30日(第121回)~ 8月20日(第136回)まで

 

2010年9月21日火曜日

北尾吉孝さんの「今日の論語」まとめ(31)~(60)

北尾吉孝さんの「今日の論語」まとめ(31)~(60)

SBIホールディングス株式会社代表取締役CEOである、北尾吉孝さん( @yoshitaka_kitao )が毎日 twitter でつぶやかれてた「今日の論語」が一巡されたようなので、ここでちょっとまとめてみました。
(注:togetter ではありません。また、私が読みやすいように一部編集されてます。twitter でポストされたそのままではありませんのでご了承ください)

2010年3月21日(第31回)~ 4月30日(第60回)まで


今日の論語(31)「之(これ)を知る者は、之を好む者に如(し)かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」
何事も知ってるだけでなく、好むようにさらにはそれを楽しむようになるのが最高ですね。

今日の論語(32)「汝は画(かぎ)れり」
おまえは、やってみもしないで、自分に見切りをつけている。それではだめだ、という意味です。
人間は意外と自分の能力を含め自分自身について知らないものです。だからやる前から出来ないと思ったりして、自分で自分を制限しがちです。これが画(かぎ)るということです。

今日の論語(33)「文質(ぶんしつ)彬彬(ひんぴん)として、然(しか)る後に君子なり」
修養で身につけた外面的な美しさと内面の質朴さが、程よく調和バランスがとれていてこそ君子といえるのだ。

今日の論語(34)「博(ひろ)く文を学び、之を約(やく)するに礼をもってせば、亦(また)以ってそむかざるべきか」
広く学んで教養を深め、礼によってその知識をまとめて自分を律し行動していけば、道を踏み外すことはない。

今日の論語(35)「中庸の徳たるや、其(そ)れ至(いた)れるかな」
どちらにも片寄らない中庸は道徳の規範として最高のものである。

今日の論語(36)「事に臨(のぞ)んで懼(おそ)る」
大事に直面しては無謀な行動に走らず、身を慎むべきだ。

今日の論語(37)「不義にして富みかつ貴(たっと)きは、我において浮雲の如し」
不正をして金持ちになったり、偉くなったところで、そんなものは自分にとっては浮雲のように取るに足らないものだ。

今日の論語(38)「三人行(さんにんゆ)くときは、必ずわが師あり」
三人連れ立って行動をともにすれば、必ず手本となる先生がいるものだ。学ぶべきは積極的に学び、他人の欠点は自分の戒めとすればよい。

今日の論語(39)「難(かた)いかな恒(つね)あること」
いつも変わらぬ心持(恒心)を維持することは難しい。往々にして人は昨日と今日でその言動がちがったり、見栄を張り偽りの生活を続けがちだ。

今日の論語(40)「仁遠(とお)からんや。我仁を欲すれば、斯(ここ)に仁至る」
仁徳は遠いとろにあるものだろうか?仁を求めようと決心を固めれば、仁はその人のものとなる。道徳の実践に理屈や困難はない。

今日の論語(41)「君子は党(とう)せず」
立派な人物は、かたよって不公平な仲間びいきはしない。

今日の論語(42)「君子は坦(たい)らかに蕩蕩(とうとう)たり。小人は長(とこし)えに威威(せきせき)たり」
君子は心がゆったりしていて温和であるが、小人はたえずくよくよし、いつも心を痛めている、という意味です。

今日の論語(43)「子は温(おん)にしてはげし、威(い)あって猛(たけ)からず、恭(うやうや)しくて安(やす)し」
孔子は穏やかな中にも厳しさがあり、威厳があっても荒あらしいところはなく、恭しく慎み深い。

今日の論語(44)「顔色を正して、ここに信に近づく」
心は顔に表れるから、顔色を正してこそ、誠実の人に近づく事ができる。

今日の論語(45)「君子、親(しん)に篤(あつ)ければ、すなわち民(たみ)仁に興(おこ)る」
上に立つものが親族に手厚ければ、その徳風に感化されて、その下にある人々も自然と仁徳を重んじるようになる。

今日の論語(46)「故旧(こきゅう)遺(わす)れざれば、即(すなわ)ち民(たみ)うすからず」
上に立つものが古い知己や友人を手厚くもてなして忘れないなら、その下にいる人々もそれに感化され、人情も厚くなる。

今日の論語(47)「能を以って不能に問う」
才能があるにも拘らず、才能のない人にもたずねつくす。自分を深め広めるには、それぐらいの心がけが必要だ。

今日の論語(48)「士は以って弘毅(こうき)ならざるべからず」
士たる者は度量があって、意思が強く、毅然としていなくてはならない。

今日の論語(49)「危邦(きほう)には入らず、乱邦(らんぽう)には居(お)らず」
危険な国には入らず、乱れた国には住まない。

今日の論語(50)「邦(くに)、道なきに、富み且(か)つ貴(とうと)きは、恥(はじ)なり」
無道の国にあって、自分が金持ちで地位が高いのは人間としてむしろ恥ずべきことである。

今日の論語(51)「学は及(およ)ばざるが如(ごと)くす」
学習の心構えとしては、はるかに先を行く人を見失わないように追いかけるような気持ちですべきである。

今日の論語(52)「子、四を絶つ。意なく、必なく、固なく、我なし」
孔子は次の四つを絶つ。これらは根拠のないかんぐり、思い込んで無理を通す、頑固に意地を張る、自分本位に正しいと思うといった事。

今日の論語(53)「酒のみだれを為さず」
酒をを飲んでも乱行をするということはない。

今日の論語(54)「後生(こうせい)おそるべし。いずくんぞ来社(らいしゃ)の今にしかざるをしらんや」
若者は、おそるべきものだ。努力次第では将来どんな大きな仕事をするかわからない。何で後に来るものが今に及ばないと言えようか。

今日の論語(55)「歳(とし)寒くして、然(しか)る後に松柏(しょうはく)の凋む(しぼ)むに後(おく)るるを知る」
冬の厳しい寒さになって、初めて松や柏が枯れなく強く緑をたもっているかがわかる。人間もまた大事に遭遇してはじめて、その真価がわかる。

今日の論語(56)「四十(しじゅう)五十にして聞こゆるなきは、これ亦(また)畏(おそ)るるに足らざるのみ」
四十歳や五十歳になってもその名が周りや世間に聞こえないようならば、これはもう畏れるに足らない。それまでに人格を磨き、技能を高めるべく努力することが大切だ。

今日の論語(57)「知者は惑(まど)わず、仁者は憂(うれ)えず、勇者は懼(おそ)れず」
物事の道理をわきまえた聡明な人は惑うことはない、仁徳のある人は憂いも心配もなく、勇敢な人はおそれることはない。

今日の論語(58)「与(とも)に立つべし。未(いま)だ与(とも)に権(はか)るべからず」
ともに行動をおこす事が出来る人であっても、かならずしも事物を正しく判断し、臨機応変の処置が取れるとは限らない。

今日の論語(59)「未(いま)だ之(こ)れを思わざるなり。夫(そ)れ何の遠きことか之あらん」
本当に気にかけているのなら、どうして遠いことがあろうか?本当に思っているのならどこであろうと問題でないはずだ。

今日の論語(60)「才あるも才あらざるも、亦(また)各々(おのおの)其(そ)の子を言う」
親というものは自分の子に才能があろうがなかろうがかわいいと思い、自分の子本意に考える。それが人情だ。


つづく

※「今日の論語」まとめ
2010年2月8日(第1回)~ 3月19日(第30回)まで
2010年3月21日(第31回)~ 4月30日(第60回)まで
2010年5月6日(第61回)~ 6月16日(第90回)まで
2010年6月17日(第91回)~ 7月29日(第120回)まで
2010年7月30日(第121回)~ 8月20日(第136回)まで

 

2010年9月20日月曜日

北尾吉孝さんの「今日の論語」まとめ(1)~(30)

北尾吉孝さんの「今日の論語」まとめ(1)~(30)

SBIホールディングス株式会社代表取締役CEOである、北尾吉孝さん( @yoshitaka_kitao )が毎日 twitter でつぶやかれてた「今日の論語」が一巡されたようなので、ここでちょっとまとめてみました。
(注:togetter ではありません。また、私が読みやすいように一部編集されてます。twitter でポストされたそのままではありませんのでご了承ください)

2010年2月8日(第1回)~ 3月19日(第30回)まで


今日の論語(1)「巧言(こうげん)令色(れいしょく)、鮮(すく)なし仁」
巧みな言葉を遣い、顔色をよくして人のきげんをとるのは、仁者の心に欠ける、という意味です。

今日の論語(2)「人の己を知らざることを患(うれ)えず、人を知らざることを患う」
人が自分を認めてくれないのを心配するより、自分が人を知らないことの方を心配せよ、という意味です。

今日の論語(3)「朝(あした)に道を聞かば、夕(ゆうべ)に死すとも可なり」
朝に真の道を悟ることができたら、その晩死んでも本望だ、という意味です。

今日の論語(4)「利に放(よ)りて行えば、怨(うら)み多し」
利害ばかりで行動すれば、必ずや多くの怨恨が生まれるだろう、という意味です。

今日の論語(5)「位(くらい)なきことを患(うれ)えず、立つ所以を患う。己を知ること莫きを患えず、知らるべきことを為すを求む。」
官位のないのを憂えず、官位に適した資質があるかないかを心配するべきだ。人が自分を認めないのを恐れてはならないが、人が認めてくれる才能に値するかどうかを追究せよ、という意味です。

今日の論語(6)「父母の年は知らざるべからず。一(いつ)は即ち以て喜び、一は即ち以て懼(おそ)る」
父母の年は、子供として覚えていなければならない。一つには長寿を喜び、一つには老いるのを心配するためである、という意味です。

今日の論語(7)「賢(けん)を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢(ふけん)を見ては内に自ら省みる」
賢徳な人に会えば自分もそうありたいと思い、愚劣な者に会えば心の中で自らを省みるものだ、という意味です。

今日の論語(8)「古者(こしゃ)、言(げん)をこれ出(いだ)さざるは、躬(み)の逮(およ)ばざるを恥じてなり」
昔の君子が軽々しく言葉を出さなかったのは、自分の行いがそれに及ばないことを恥じてのことである、という意味です。

今日の論語(9)「約(やく)を以ってこれを失する者は、鮮(すく)なし」
自らを戒めて失敗する人はほとんどいない、という意味です。

今日の論語(10)「君子は言(げん)に訥(とつ)にして、行(こう)に敏(びん)ならんと欲す」
君子は言葉がゆったりして慎み深くても、素早く実行しなくてはならない、という意味です。

今日の論語(11)「先ず其(そ)の言(げん)を行い、而(しか)して後(のち)にこれに従う」
まず実行することで、言葉はその次で、最後までやり遂げることだ、という意味です。

今日の論語(12)「君子は周(しゅう)して比(ひ)せず、小人は比して周せず」
君子は誰とでも親しみ合うが、お互いに馴れ合うことはない。小人はお互いに馴れ合うが、誰とも親しみ合うことはない、という意味です。

今日の論語(13)「学んで思わざれば則(すなわ)ち罔(くら)し。思うて学ばざれば即ち殆(あやう)し」
学んでも自分で考えなければ、茫漠とした中に陥ってしまう、空想だけして学ばなければ、誤って不正の道に入ってしまう、という意味です。

今日の論語(14)「之(こ)れを知るを之れを知ると為(な)し、知らざるを知らずと為せ。是(こ)れ知れるなり」
知っていることは知っているとし、知らないことは知らないと認める。それが、ほんとうに知っているということだ、という意味です。

今日の論語(15)「異端を攻むるは、斯れ害のみ」
学問・技術などで、すべて正道をはずれたものを異端という。そして、この異端をも考究するのは、結局益よりも害が多い、という意味です。

今日の論語(16)「多くを聞いて疑わしきを闕(か)き、慎みて其の余を言えば、即ち、尤(とが)め寡(すく)なし」
できる限り多くの教えを聞き、それを自分が口にする時は真に納得できることに限り、他は口外することは慎むがよい、そうすれば、人から咎めを受けることも少なくてすむ、という意味です。

今日の論語(17)「直きを挙げて、諸(こ)れを枉(ま)がれるに錯(お)けば、則(すなわ)ち民服す」
正しい者を取り立てて人の上におけば、人民にせよ、部下にせよ、おのずから正しくなり、心服するに至るであろう、という意味です。

今日の論語(18)「善を挙げて不能を教うれば、則(すなわ)ち勧む」
善政をしこうと思うならば、まずよき人材を登用せよ。次には、無能の人々をも教え導いて、成績をあげさせるように導くがよい、という意味です。

今日の論語(19)「人にして信なくんば、其の可なるを知らざるなり」
人間関係、人間の社会は信義に基づいて成り立っている。信義なくしては人間関係も社会も成立しない、という意味です。

今日の論語(20)「義を見て為さざるは、勇なきなり」
こうするのが、あるいは、こういうのが人間として正しい道だと知りながら、自分の利益のため、または保身のために、あえてそうしない。それをわたしは勇気がない者という、という意味です。

今日の論語(21)「絵の事は素(そ)より後(のち)にす」
絵画においては、まず下地をよくすることで、色彩を施すのはそのあとのことだ。転じて、身を飾るよりも、まず修養につとめ、心の誠をもって根本とせよ、という意味です。

今日の論語(22)「君は臣を使うに礼を以てす」
上に立つものは、下に対するにまず礼を守る心がけを第一とせよ。このことが失われたら、社会はうまく成り立たない、という意味です。

今日の論語(23)「位(くらい)なきを患(うれ)えずして、立つ所以(ゆえん)を患う」
地位が得られないことを思いわずらうよりも、地位につくに足る実力を身につけるように努力することだ。

今日の論語(24)「君子は義に喩(さと)り、小人(しょうじん)は利に喩る」
物事を処理するにあたって、君子の頭にまず浮かぶのは、自分の行動が義にかなっているかどうかということであり、小人の考えることは、まず損得である。

今日の論語(25)「行(ゆ)くに径(こみち)に由(よ)らず」
大道をまっすぐに進めばよい。近道と見えても小道はやがて行き詰る。

今日の論語(26)「下問(かもん)を恥じず」
自分より年下の人にでも、地位の下の人にでも、ものを聞き、教えをこうことを、恥じてはならない、という意味です。

今日の論語(27)「久しくして之れを敬す」
交友の道はとかくなれるに従って、ぞんざいになりがちだ。長くつき合って、いっそう尊敬し合うあいだがらでありたい、という意味です。

今日の論語(28)「其の知には及ぶべし。其の愚には及ぶべからず」
知者としてふるまうことはやさしい。だが、平凡なおろかな人間としてふるまうことは、容易なわざではない、という意味です。

今日の論語(29)「善を伐(ほこ)ることなく、労を施すことなからん」
どんなによい行ないをしても、それを鼻にかけない。骨の折れる仕事は他人におしつけない、という意味です。

今日の論語(30)「怒りを遷さず、過ちを弐(ふたた)びせず」
腹が立っても、胸におさめて、その怒りを他の人、他のことに移さない。あやまちは二度くりかえさない、という意味です。


つづく

※「今日の論語」まとめ
2010年2月8日(第1回)~ 3月19日(第30回)まで
2010年3月21日(第31回)~ 4月30日(第60回)まで
2010年5月6日(第61回)~ 6月16日(第90回)まで
2010年6月17日(第91回)~ 7月29日(第120回)まで
2010年7月30日(第121回)~ 8月20日(第136回)まで

 

2010年9月19日日曜日

9/19 Google Analytics 利用率は 36.2% (前週から0.1ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、4社増えてました。

合計で 1,386社。前回の 36.1% から 0.1 ポイント増えて 36.2% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わりありませんでした。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

シルバーウィークいかがお過ごしでしょうか?夏の暑さもやっと和らぎ、夜は涼しく、秋らしくなってきました。ウチの子の学校では来週運動会です。毎日リレーの練習やダンスの振り付けの練習をしているようです。スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、あなたの秋はどんな秋ですか?私は食べ過ぎないように注意しながらいろんなことにチャレンジしてみたいと思います。

それでは。

2010年9月16日木曜日

Webサイト高速化技法(4):難読化のメリット/デメリット

Webサイト高速化技法(4):難読化のメリット/デメリット

「難読化」という技術、ご存知でしょうか?

元々はソースコードが読める HTML/JavaScript の世界での流用や悪用、著作権被害などを防ぐために記号化し読みづらくすること、というものでした。ですが、最近は難読化したものを読みやすくするもの等も出てきており、あまり流用防止の為に難読化するというものを見なくなり、著名なライブラリが著作権対策の為に施しているもの以外では使われなくなってきたように思います。

難読化には別の使い道が

この難読化ですが、実はパフォーマンスに結構影響します。

 - サイズが小さくなることで読み込み速度があがる(数%)
 - 変数名が小さくなるのでローディングが速くなる(数%~数10%)
 - メモリ使用量が小さくなるのでキャッシュ回数が減り実質速くなる

などでトータル20~30%速くなることもあります。

- サイズが小さくなることで読み込み速度があがる(数%)

これは想像できますね。サイズが小さくなる事は画像なども同じで表示速度に大きく影響します。

- 変数名が小さくなるのでローディングが速くなる(数%~数10%)

これは分かりますでしょうか?実はこれが一番スピードに影響します。
「a」と「b」を比較するのと、
「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz」と「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz2」を
比較するのは人間の目でも明らかなように、PCでも速度は大きく違います。
これらは初期ローディング時に自動最適化を行い、2回目以降はキャッシュを利用することで速く実行する技術も採用されてますので、2回目以降はそんなに変わらなくなってますが、初回は大きく影響します。

- メモリ使用量が小さくなるのでキャッシュ回数が減り実質速くなる

これはHDDへの1回のアクセスが減るとパフォーマンスに大きく影響します。
以前のブログにも書いてますので参考にしてください。


「CPUとメモリとHDD ~チューニングの前に~」
http://uehama.blogspot.com/2010/02/cpuhdd.html


以上のように、パフォーマンスの面で見るとメリットが大きいです。

しかしデメリットもあります

主に保守性に問題があります。まずデバッグが複雑になり、管理(特に修正)が煩雑になります。

対策としては、プレビューで管理する時はそのままにして、テストから本番に上げるタイミングで関数の中だけを難読化するのがおすすめです。JSファイル全体を難読化してしまうと、バージョン管理が相当むずかしくなります。function 毎に分けて難読化することで、それぞれを管理しやすくなりますし、何かあった時のデバッグもしやすくなります。

難読化はルールさえしっかりして、保守性を保つ事ができれば、やった方が断然オトクです。是非試してみて下さい。

それでは。

2010年9月14日火曜日

アクセシビリティJIS 改正の概要と押さえるべき点(2)―情報収集のためのリンク集

アクセシビリティJIS 改正の概要と押さえるべき点(2)―情報収集のためのリンク集

今回はアクセシビリティ JIS の改正に関しての情報収集のためのサイトを紹介したいと思います。また、このページは時々更新していこうと思いますので、ブックマークしておいてもらえたらうれしいです。

JIS X 8341-3:2010 関連

※今回改正になっている内容が記載されています。まだこれから充実していくと思われますので、今後も随時追いかけていきます。

日本工業標準調査会 JIS検索
「x 8341-3」で検索すると表示されます。

JIS X 8341-3:2010 関連文書 | 公開資料&リンク集 | ウェブアクセシビリティ基盤委員会
最新情報に関して最も情報量が多いサイトです。

WCAG 2.0 情報

※今回の改正の基となっているガイドラインです。JIS版は未だ公開されてませんが、これらがそのまま使用されると思いますので、こちらを参考にしてください。

ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン (WCAG) 2.0
今回のJIS改正の基となっているガイドラインです。

WCAG 2.0 解説書
この達成基準が実装時の目標となります。

WCAG 2.0 実装方法集
実際に実装する際に役に立つページです。

チェックツール

※チェックツールもいろいろ発表になっています。私の所属している会社でもサポートしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

IBM Rational Policy Tester OnDemand
ハイエンドのチェックツールです。料金高いですが、その分信用に値します。

アイアクト「Web Status」

Infoaxia「Web Accessibility Toolbar」

富士通「WebInspector」


他にも有用な情報をご存知の方は是非お知らせください。掲載可能なものは掲載していきたいと思います。

それでは。

2010年9月12日日曜日

9/12 Google Analytics 利用率は 36.1% (前週から0.4ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて、なんと 17社増えてました。

合計で 1,382社。前回の 35.7% から一気に 0.4ポイント増えて 36.1% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わりありませんでした。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

先週ダウンしているWebサーバが多数あったのですが、どうやらリニューアルだったようです。ウチの会社もサイト制作やっていますが、過去を見ても9月と3月はリニューアルが多い月となってます。やはり今年も9月にリニューアルした会社は多いようです。

台風が過ぎて少し秋らしい季節になってきました。こういう時に夏の疲れがどっと出てきます。私もやられました。4日間熱が下がらず動くのが辛くなってしまいました。皆さんも無理はしないで疲れている時は休むようにしてください。

それでは。

2010年9月10日金曜日

アクセシビリティJIS 改正の概要と押さえるべき点(1)―今までとの違い

アクセシビリティJIS 改正の概要と押さえるべき点(1)―今までとの違い

前回の「プロローグ」から2週間近く経過しましたが、やっとシリーズ開始します。まずは今までのものとどう違うか?と言う点から説明したいと思います。

2004年版と今回の2010年版は全くの別物と考えた方が良い

2004年に公開された「JIS X 8341-3:2004」、それから6年が経過し新たに改正された「JIS X 8341-3:2010」。改正という名前から、2004年のものを分かりやすくしたとか、使いやすくした等との想像をしがちですが、「まったくの別モノ」と考えた方が正しいです。

2010年版は WCAG2.0 がベースになっている

2010年版は W3C から出されている WCAG 2.0 (Web Content Accessibility Guidelines 2.0) をベースとして考えられており、チェックする項目についても全て項番まで一緒になっています。違いといえばガイドラインの補足に2ページにまとめられていますが、基本的には言い回しの部分や、説明を記述する場所が違う程度で、チェックする項目についての違いはありません。

逆に 2004年版との違いは延々と14ページに渡って記載されています。2ページに対して14ページなので、2004年と比較する事自体、あまり意味の無いものとなっています。

なぜ 2004年版から大きく変わったのか?

いくつか理由があります。

・世界標準に合わせた方が運営しやすい

グローバル企業の場合、日本ではJIS、海外ではWCAG、といった具合に対象とチェック内容が違うと、国々での運用方法が変わってきます。統一させた方が運営はしやすいですし、後半の説明に出てきますが、チェックツールをワールドワイドで同じものが利用できるという点もメリットとなります。

・技術的に細かく書かれていた為、進歩の激しいWeb業界で陳腐化していた

2004年版はフレームやアニメーションGIF等最近ではあまり使われていない技術について細かく記載されていた為、最近ではあまり意味をなさなくなっていました。2010年版では陳腐化しないように技術的な表現は無くしてあります。

・抽象的な表現が多く、明確なゴールがない

「適切な文章をいれること」といったような抽象的な表現が多く、人によって OK/NG が変わるような記載となっていた為に点数化しづらく、ゴールを決めにくいという事がありました。2010年版では達成基準を設け、ゴールを決めやすくなっています。

こういった理由に加えて

・達成基準を設けることで、達成宣言を出せるようになった

どこまでやったら合格か、第三者にも判断できるようになりました。ただし、まだ達成宣言に関する詳細な仕様は確定していません。このあたりは後日公開される予定です。

・チェック手法が具体的になったことで、自動チェックツールでチックできる項目が増えた

Webサイトの運用は現在では複雑化してきていますし、ページ数が数千~数万といったサイトも多く存在します。それらを目視で確認する事自体困難ですので、ツールによるチェックが必須となります。その為、チェック手法を具体的に記載してあり、チェックツールが作り易くなっています。今後はチェックツールによる運営が標準となっていくことでしょう。

難しくなった点もあります

メリットばかりかというと、そうでもありません。今回の改正で分かりづらくなっている点もあります。

・技術的に陳腐化しないようにできるだけ技術名は使用せずに説明してある

そのため分かりづらい表現の部分が多々あります。これらは今後、別途具体的な記述方法などを記載した技術書が出てくる事になっています。

これからアクセシビリティ対策される方へ

まずはこの「JIS X 8341-3:2010」を読み、いきなり自分のサイトを目視で確認するのではなく、チェックツールを探してください(ここ、宣伝になりますが、弊社では「IBM Rational Policy Tester OnDemand」を採用しており、導入支援サービスを実施しております)。次に、どこまでやるのか?最初はミニマムスタートから始めるとして、何を優先とするか?といった点を決めます(このあたりも弊社にてコンサルティングさせていただいております)。チェックツールがあればチェックは簡単ですが、一部ツールではどうしてもできない点もあります。それらをどうするかも含めて決めたらスタートです。サイト制作を外部に任せている場合は、アクセシビリティ対策の為に+αの制作費用を要求される場合もありますので、制作会社との契約や予算、チェックエラー時のフローなどを決めて運用を開始します。ここでもミニマムスタートから実施し、少しずつ軌道修正していくことで自社サイトにあった対策を実施してくことができます。また、続ける事も大切です(弊社では運用コンサルティングも行ってますし、制作運用も行ってます。お気軽にご相談ください。)。

後半、宣伝が増えてしまいましたが、アクセシビリティは経験者に聞くのが最も手っ取り早いですし、結果、コストを安く抑え、期間を短くすることができます。是非、弊社のサービスもご利用ください。まずは気になった方はお気軽にご相談ください。 → http://www.vccorp.net/

それでは。

2010年9月6日月曜日

Webサイト高速化技法(3):きれいなHTMLを書く

Webサイト高速化技法(3):きれいなHTMLを書く

今回は前回の予告通り、サイトの内部に話を移していきます。

きれいなHTMLとは?

もうお分かりだと思いますが、「きれいなページ」ではなく「きれいなHTML」ですので、見た目の問題ではなく、文法通りにHTMLが書かれているかが問題になります。ブラウザは当然、文法通りに書かれていた方が気持ち良く読めますし、早く読めます。その分表示も早くなります。一度ブラウザの気持ちになって HTML を読んでみる事をおすすめいたします。

たとえば、「レンダリングエンジン」

ブラウザは、レンダリングエンジンという描画エンジンを抱えています。インターネット経由で取得した HTML や CSS の文法を読解し、画面描画の為に、どこに何を書くのか?を判断して描画していきます。

みなさんも今までにいろんなサイトを見てきたと思いますが、それらの表示パターンが何通りかあったのは気付いているのではないでしょうか?

(1) しばらく白い画面が続いて急に画面全体が表示されるパターン

これは古いサイトに良くあるパターンです。テーブルレイアウトを使っているとよくこの現象が出るのですが、テーブルで指定したサイズと画像で指定したサイズ、実際に読み込んだ画像のサイズが違うと全部が計算終わるまで表示が出来なくなり、表示されません。つまり、描画に必要な画像を全て読み終わるまでは真っ白な画面が続く事になります。

こうならないように、テーブルレイアウトは使わずに、画像の width/height 属性も全部に書くようにしてください。

(2) 読み込んだ画像から次々表示されるのでカクカク感があり、読み終わるまでクリックしづらいパターン

このパターンが最近多いのではないでしょうか?読み込んでいる最中に先にページの下部が表示され、そこをクリックしようとした瞬間にその上部が読み込まれ表示されることで、クリックした場所がズレて期待したページではないページへ移動したこともみなさんあると思います。

最近は ajax 技術を使って、それぞれのパーツを別々に読み込ませているサイトが増えてきています。その場合に、それぞれのパーツのサイズが決まってないとカクカク表示され、その度にレンダリングエンジンが再計算をして表示し直す為、それなりにCPUリソースも使います。

できるだけユーザーの為にもカクカク表示させないように、パーツの width/height をしっかり定義しておきましょう。

(3) 全体の枠(レイアウト)が先に表示されて、そこに次々と画像が貼り付けられていくパターン

実はこれが最も早く表示され、かつ、ユーザーにやさしい「きれいなHTML」です。しかし、ここまでこだわっているサイトが少ないのも実情です。上の2パターンは表示が終わるまでレンダリングエンジンが計算しっぱなしで、それなりの負荷も与え、読み終わるまでクリックしづらい状況が続きます。このパターンでは、読み終えた部分から表示され、レンダリングエンジンはレイアウトの再計算をすることが無いので負荷もなく、表示も早く、読み終えてないパーツも alt で説明を入れておく事で、読み込んでいる最中でもズレる事なくクリックしやすいのでユーザーにも優しいです。

対応方法は至って単純です。width/height が必要な項目(画像やテーブルなど)に全て width/height を定義すれば良いのです。そこで、読み終わった画像とのサイズの差が無いように注意が必要ですが、定義しておく事で、表示も負荷も軽くなります。何よりイライラが無くなって人にやさしいサイトになります。

ほかにも注意すべき点

ほかにも、最近気になるページとして「ブラウザのローディングが動いてないのにローディング中」のページがあります。ajax 技術を使っていて、タブのところのグルグルが止まったので、読み込み終了かと思ったら、まだ次から次へ表示される。しかもローディング中かどうか表示されてないので、いつ終わったかが分からない。こういったページが増えてきています。関係者はどこまで読めばクリックできるか分かるので気にならないのかもしれませんが、一般の人が見ると、「終わったの?まだ待った方がいいの?」と悩んでそれがストレスになる事もあります。 ajax とはいえ、ローディング中の場合はその旨表示させる事を義務と考えた方が良いと思います。

今回はレンダリングエンジン(おもに width/height )を取り上げましたが、他にもいろいろあります。まずはこの辺りから手をつけてみるのも良いかと思い3回目に紹介させていただきました。

4回目は未定です。

それでは。

2010年9月5日日曜日

9/5 Google Analytics 利用率は 35.7% (前週から0.1ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて 4社増えてました。

合計で 1,365社。前回の 35.6% から 0.1ポイント増えて 35.7% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わりありませんでした。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

今週はダウンしているWebサーバが多数ありました。リニューアル中でしょうか?来週大きく増える可能性もありますので注意して見てみたいと思います。

9月に入ってもまだまだ酷暑は続きます。予想では9月いっぱい続くそうですので、外出時は熱中症に気を付けて、室内の冷房との温度差で体調を崩さないようにしっかり栄養と睡眠をとるようにしてください。

それでは。

2010年9月3日金曜日

「グループ」と「チーム」の違い

「グループ」と「チーム」の違い

みなさん、「グループ」と「チーム」の違いを意識して使っていますでしょうか?
「作業グループ」や「プロジェクト・チーム」、「アイドルグループ」「チームK」等、いろんな場面で使われてますが、そもそも、この2つに違いはあるのでしょうか?

Yahoo!辞書で調べてみました。

グループ【group】
1 仲間。集団。「―旅行」
2 共通の性質で分類した、人や物の一団。群。
3 同系列に属する組織。「企業―」

チーム【team】
ある目的のために協力して行動するグループ。組。
スポーツや共同作業についていわれる。「―を組む」「野球―」


ということですので、

  共通の性質で集めた仲間  → グループ
  目的の為に集められた団体 → チーム

という風に分けられるかと思います。

グループは足し算、チームは掛け算

上記の内容から考えると、グループは同じ性質で集められる為に比較的まとまりがあり、団体生活を送る上では適している団体だと考えられます。一方、チームはある目的の為に集められ、それぞれに個性や特性があり役割が決まっている団体と考えられます。つまり、内部のメンバーが同じ作業をする団体=グループ、内部のメンバーがそれぞれ違う役割を持って作業をする団体=チームと言えるかと思います。

言い方を変えると、グループで効果を上げようとすると、それに比例するリソースを投入する必要があり(リソースに比例した効果)、チームで効果を上げようとすると、足りない部門のリソースを投入する感じです。

守る部門はグループ、攻める部門はチーム

他の見方をすると、グループはカスタマーサポートや現場の制作部隊のような同じ作業を行う団体で、チームは開発やマーケティングのような得意分野を役割分担して効果を上げようとする団体とも受け取れるかと思います。つまり、突出したスキルは必要なく、守る為に画一化されたサービスを提供するのがグループ、突出したスキルを有効活用し、より効果を上げる為の相乗効果を図るのがチームとなります。

グループに必要なのはマネージャー、チームに必要なのはリーダー

さらに違う見方をすると、グループをまとめる場合には誰かが遅れる事なく、みんながまとまって行動する為のマネージャー的役割が必要で、チームをまとめる場合にはそれぞれの長所を活かして、みんなで相乗効果を出し合って目標へ向かう為のリーダー的役割が必要だと思います。

ほかにもいろんな使い分けが

みなさんは使い分けていますか?みなさんも上記を参考に使い分けをしてみてください。

それでは。

2010年9月1日水曜日

Webサイト高速化技法(2):HTTPリクエスト数を減らす

Webサイト高速化技法(2):HTTPリクエスト数を減らす

これも1回目の「物理的に近い場所に置く」に近い概念となります。

Webサーバーをアメリカに置くとHTTPリクエスト1回でデータは地球を1周します。これがサーバーを近くに置いたとしても数10キロ~数100キロの「旅」は実施されます。この旅の回数を減らすのも大きなポイントです。サーバーの中で処理している時間、クライアントPCの中で処理されてレンダリングエンジンを実行する時間に比べて、データを転送している時間というのは物凄く大きな比重を占めます。また、このリクエスト回数が半分になれば、表示までの時間も半分に近いところまで短縮されます。

どうやってHTTPリクエスト数を減らすか?

単純に画像の数やJSの数を減らせばリクエスト数は減りますが、そうするとWebサイトはやはり地味になってしまいます。サイトのデザインを変えずにリクエスト数を減らす方法はないのでしょうか?

まず、「 @import を減らす」

これは非常に効きます。簡単に説明しますと、CSSファイル内に @import を記述した場合、

1. css ファイルを取得 → 解析 → @import 発見 → 次に読む CSS ファイルを判断
2. @import で記載されていた css ファイルを取得 → 解析・・・・

と、サーバーとクライアントPCの間を2往復します。これらは読み込まないと次のファイル名が分からないので、並行処理はできません。前のファイルを読み込んで解析するまで次のファイルを読み込みに行けません。単純に css ファイル1個の中に書くよりも HTTPリクエストは倍増し、時間も倍増します。極力 @import は使わずに 1つの cssファイル内に書ける分だけ書きましょう。

※注意:何事にも限度があります。あまり長すぎても今度は管理がしづらくなります。管理体系毎に最小の単位に分けて css を記述することをお勧めします。

次に、「 CSS スプライトを使う」

これも非常に有効です。1つの画像の中に何回も流用する画像をパネル状に並べて保存しておくことで、利用時にそれらを css で座標を指定して表示させる部分を切り抜いて使います。ですので、1つのページの中にある数十個の画像を1個にすることで圧倒的に転送時間を短縮させることができます。

※注意:これも同じく限度があります。追加・修正のある画像が中にあると、編集作業や css 定義しなおしが発生して非常に煩雑になってしまいます。次のリニューアルまでほぼ触らないと思われるものだけをピックアップして1枚の画像にするようにしましょう。

あとはひたすら、「ソースの結合」

JSファイルやCSSファイルを小さく数十個記述してあるサイトを良く見ますが、これらは単純にファイルをくっつけて 1枚の長いソースにする事で HTTPリクエストを減らす事ができます。

※注意:これも同じですね。あまり多くを結合してしまうと編集や加筆が非常に煩雑になってしまうことがあります。そうならない為にも、変更しないものだけを抽出することをお勧めいたします。

「 JSファイル圧縮」は?

圧縮という技術もあります。複数の画像やJSファイルを圧縮して1つにし、クライアントPCへロード後に解凍して利用することで、HTTPリクエスト回数を減らしたり、転送(取得)するデータ量を減らして高速化する技術です。しかしこれは最近ではあまり実施している企業はありません。というのも、圧縮してしまうと、ブラウザや利用先でウイルス等の危険性を謳われて取得できない事もある為です。効果はありますが、リスクもありますので、利用の際には細心の注意を払う必要があります。


上記の3つの手段を実施するだけでページの表示時間は大幅にカットされること間違いなしでしょう。前回の(!)の次にこの(2)の「HTTPリクエスト数を減らす」は是非とも実施して見てください。ただし、やりすぎると、編集・修正・プチリニューアル時に大変になりますので、そのあたりも注意しながら実施してください。

次は(3)ですが(3)では内部に話を移していく予定です。

それでは。

2010年8月29日日曜日

近未来に思う事~「クラウド座談会 in Tokyo 麹町」に参加して~

近未来に思う事~「クラウド座談会 in Tokyo 麹町」に参加して~

8月28日(土曜日)に麹町で開催された八子さん( @tomokyun85 )の「クラウド座談会」に参加してきました。すごく刺激の多い会でいろいろと考えさせられる会となりました。
今回はそのまとめという訳ではなく、その前後で感じた事を書いてみたいと思います。

最近の若い人たちの近未来像とは?

遡ること1日、27日の金曜日のお客様訪問時に聞いた話。その方の息子さんは20代なのですが、その息子さんやその人の周りでは自分たちの未来を想像すると、マッドマックスやマトリックスのような廃れた世界を常に想像するらしいです。確かに言われてみてハッとしました。私の世代やそれ以上の方の場合は、近未来というと「鉄腕アトム」や「バックトゥザフューチャー Part2」のように、車が浮いてたり、大画面テレビ電話が当たり前になっていたり、ビルもいろんな形をしていて先進的なイメージを持っていたりするものですが、ここ数年のSF映画などを見るとことごとく未来は荒れ果てていたり、コンピューターが人間を支配していたり、暗いイメージのものばかりです。まずそこで1つ提案。

明るい近未来のスゴいテクノロジーの映画も作って欲しいです。

「先が暗い」と思わせてしまっていることで、若者は前向きになれないのかもしれません。「ドラえもん」のように無邪気に明るく、非現実的なテクノロジーを見て感じる事も大事だと思います。そういう機会が最近めっきり減っている事を実感しました。

八子さんのおもしろい近未来像

戻って、8月28日、八子さんのプレゼンの中で「近い将来、あらゆるところにタブレットが埋まっている、タブレットジェネレーションの時代が来る」という話がありました。私は完全に同意です。何を隠そう私は20年前の大学の卒業論文でこの内容を予言して書いてます。ですが、その座談会で私の周りの方の数名はこれに首を傾げている人がいました。どうやら一人1台の専用タブレットを持ち歩くのが主流になるので、各所には必要ないのでは?という意見でした。私の感覚では概ね若い方がそのように感じるようです。

私が「タブレットジェネレーション」がアリだと思う理由

私が卒業論文であらゆるところにタブが仕込まれる事を予言した理由は至極単純です。

お茶の水博士が iPad を持ち歩くところを想像できないからです(笑)

いや、真面目にそう考えてます。小型携帯電話のようなものはポケットに入るので、iPhoneのようなものは更に進化して今後もポケットの中に存在し続けると思うのですが、iPad クラスのものになると、お茶の水博士の生活スタイルでは全て壁に埋め込まれていて、声やテーブルに埋め込まれているキーボードで操作します。必要な時に既にそこにあるので「てぶら」で大丈夫なのです。「てぶら」に勝るものはありません。そうなった場合、iPad クラスのデバイスは無用となります。おそらくこの「お茶の水博士スタイル」が若い人には一切通じないのだと思います。

そういう意味でも若い人たちの中にはリアルな世界からの延長でしか考えられない、突拍子もない事を考える事ができない人が増えているような気がしてなりません。世の中の大発明のほとんどはそれらの枠を外した時に考え付くアイデアを軸としている事が多いと思います。そういう意味では、今後「ドラえもん」や「鉄腕アトム」のような「欲しい」という欲求だけで作った近未来のアイデアというものはすごく大切にしたいと思います。

とはいえ若い人を非難するつもりはありません。枠の外側を提供する人が少ない最近の風潮をどうにかしたいと本気で考えています。突拍子もないアイデア、誰も考え付かない枠の外側のアイデア、そういったものを提供できる環境が整えば、それは若い人たちの刺激にもなりますし、日本発のすごい企業が出来上がる可能性もあると思っています。

みなさんは私の意見に関してどう思われますか?もっと現実を見て、今出来る事を一歩一歩進む事も大事だと思われますでしょうか?

ご意見 twitter ( @uehamanaoki ) でいただけますと幸いです。もしくは練馬近辺で夜の席で。妄想話大好きですので、いつでもお願いします。

それでは。

8/29 Google Analytics 利用率は 35.6% (前週から0.1ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて 1社増えてました。

合計で 1,361社。前回の 35.5% から 0.1ポイント増えて 35.6% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わりありませんでした。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

3週間で計4社増。来週から9月が始まります。どのように変化していくかこれからも見続けていきたいと思います。みなさんも後半戦良いスタートが切れるように夏バテの体調を整えて夏休みの残り(?)をお過ごしください。

それでは。

2010年8月26日木曜日

アクセシビリティJIS 改正の概要と押さえるべき点 - プロローグ

8月20日、アクセシビリティJIS が改正されました。

正式名称は、

JIS X 8341-3:2010 高齢者・障害者等配慮設計指針―情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス―第3部:ウェブコンテンツ

です。

2004年に制定されてから6年ぶりの改正となります。

明日以降、下記内容にて順次アップしていく予定です。
希望がありましたらリクエストいただければ可能な限り対応します。
(すみません。本当は今日まとめる予定だったのですが・・・。プロローグのみとさせていただきます)

- 2010年版でどう変わった?

- 2004年版との比較(比較しない方がいい?)

- WCAG2.0との違い

- 気を付けるべき点

- これからアクセシビリティ対応をする担当者へ

- AA基準を目指している方へ

- 参考資料集

- 参考ツール集

こんな感じの内容を順不同で紹介していきます。

あまりにも眠いので今日はこの辺で失礼させていただきます。

おやすみなさい。

2010年8月24日火曜日

Webサイト高速化技法(1):物理的に近い場所にWebサーバーを置く

今回から新しいシリーズ始めます。
このブログサイトのタイトルにもなっているとおり、Webサイトのパフォーマンスを上げる手法を取り上げていきます。

第1回目からいきなり一番重要な内容を取り上げます。

(1)物理的に近い場所にWebサーバーを置く

どこに近い場所でしょうか?そうです。ユーザーに一番近い場所に置く事が重要です。

数年前、日本がインターネットブームになり始めた頃、まだ日本のデータセンターは高額で、米国の方が安くて回線も太いという理由から米国のデータセンターを借りてWebサーバーを運営している会社が多数ありました。

ですが、今では日本も十分安くなってますし、日本に住むユーザーがメインターゲットであれば当然サーバーは日本に置くべきです。

なぜ近いとパフォーマンスが良いのか?

理由は簡単です。

光でさえ地球1周するのに133msかかります。

光がそれだけかかるのに、通信はルーター等の接続機器を通る段階でルーティング処理が入り、余計に時間がかかります。

また、htmlの仕様上、1回だけの取得では最近の綺麗なWebサイトは表示されません。簡単に良くあるパターンを説明すると、

・html ファイルを取得
・その html ファイルに記載されている css ファイルを取得
・その css ファイルに import で記載されている css ファイルを取得
・その css ファイルに記載されている gif ファイルを取得

Webサーバーが米国にあるとした場合、たったこれだけでも地球を4周します。これらは並列には処理できないので、順次処理され、余計に時間がかかります。

最近の1html内に含まれるファイル数が平均30~50ファイルあるようなページではサーバーの物理的な場所の違いだけで軽く2~3秒の差が出てきます。平均で5~6秒という統計もあります。

ここである統計の記事を紹介します。

・ページの反応速度が0.1秒遅くなると、売上が1%ダウンする。(出典:Amazon調査)
・ページの反応速度が0.5秒遅くなると、アクセス数が20%ダウンする。(出典:Amazon調査)
・表示スピードが1秒遅れると、PVは11%、コンバージョンは7%、顧客満足度は16%ダウンする。(出典:Aberdeen Group調査)

このように、表示の遅れはビジネスに大きなダメージを与えます。

ファイル数を減らすとか、キャッシュサーバーを使うとか、いろいろな手段はありますが、それらよりもまずは、サーバー自体を物理的に近い場所に置くことを最優先にお勧めいたします。携帯ECサイトのいくつかはキャリアに直接専用線を引いて0.1秒にこだわっています。それだけの利益をもたらす場合は十分に投資に値します。

CDNでもいいの?

最近は CDN を使ってグローバル対応している企業も増えてきました。

ゲーム業界やエンターテインメント業界などの世界でコンテンツ販売することで利益を出す構造になりつつあるビジネスでは、これらの反応速度は最重要課題です。こういった企業から順に CDN などを使って世界中どこでも「近い」状況を作っています。最近のAkamai社長のコメントでは、コンテンツビジネスだけでなく、企業サイトもCDN化が進行しているようです。株主総会の動画配信など、ピーク時のアクセス数が想像できない場合などはCDNが特に有効です。

そこまで予算を投下できないという場合は

amazon EC/2 などの安く使えるクラウド環境を上手く利用する方法もあります。世界中にあるクラウド環境を利用して、リモートで同期を取り、ユーザーのIPアドレスから最も近いサーバーを判断してリダイレクトさせる。それ以降はそのサーバーにアクセスさせるようにすれば、今より2~3秒は早いアクセス速度を実現できます。仮想 CDN ですね。ただ、この場合は同期をとる場合などのセキュリティや運用方法に気を付ける必要があります。同期を取るポートにはIP制限をかけ、一定の時間のみアクセスできるようにする等をして対策を練る事で改ざん予防をすることをお勧めします。

次回、その(2)は・・・、まだ考えてません。近いうちに書いてアップします。

それでは。

2010年8月22日日曜日

8/22 Google Analytics 利用率は 35.5% (前週から0.1ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて 3社増えてました。

合計で 1,360社。前回の 35.4% から 0.1ポイント増えて 35.5% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは変わりありませんでした。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

お盆前後の2週間で3社増ということで、やはりこの時期は動きが止まってしまうようです。9月にはまたリニューアルが増えると思いますので、その時期に注意してみたいと思います。

みなさんは夏休みはどうでしたか?連日酷暑でしたが体調は大丈夫でしたでしょうか?まだまだ暑い日が続きますが夏休みボケや熱中症にならないように注意して残りの夏を満喫しましょう。

それでは。

2010年8月20日金曜日

過去のイグ・ノーベル賞作品

今週は夏休み週間ということで、いつもの仕事モードのブログからちょっと脱線して、今年の夏に読んだ本の中から、おバカすぎて笑った「イグ・ノーベル賞受賞作品」を紹介します。

「イグ・ノーベル賞」とは?

人々を笑わせて、そして考えさせられる研究に対して贈られる賞です。ノーベル賞の反対語として紹介される事もありますが、いたって真面目で、真面目すぎるから余計におバカに見えてしまうという愛らしい研究ばかりです。

皆さんは「バウリンガル」をご存知ですか?犬の鳴き声のパターンから気分を判断して日本語に翻訳してくれる機械です。スタートはおもちゃだったのですが、研究が進むにつれ、より本格的に解析し、より真面目に取り組んでいることで最近ではかなり的中率は高いそうです。これも「イグ・ノーベル賞」受賞作品です。

「バター・トースト」を床に落とした場合、バター面が下になる可能性は50%ではなく62%

私の最も好きな論文がこれです(笑)。バターを塗ったパンを床に落とした時、マーフィーの法則よろしく、大抵の場合、バターの面が下になり、被害が大きくなってしまいます。これを本気で研究した人がいました。「被害が大きいから記憶に残り、バター面が下になった事ばかりを憶えているだけで、実は錯覚」なのか?それとも「実際にバター面が下になる確率が高い」のか?何万回と投げて結果を測定した人がいます。結果は上記の通り、50%にはならずに、62%。確かにバター面が下になる確率が高いという結果になりました。物理的にも、猫を落としても空中で身体を捻らせ上手く着地するように、バター面が重く、下を向きやすいということらしいです。ただしその重量差は微妙なので6:4程度の確率になってしまうそうです。私はこれを何万回と落として調べた研究者に敬愛の念を送ります。

紅茶に対しての理想的なビスケットの浸し方

これも研究した人がいます。結果は、

(紅茶の表面張力xビスケットに空いた穴の直径の平均x時間)÷(紅茶の粘性率x4)
 = 紅茶にビスケットを浸す際の理想的な幅の2乗

だそうです。この研究者は紅茶を飲む時は常に至福の時でしょうね。うらやましい限りです。

他にも

キーボードの入力状況から猫がその上を歩いたものと検知すると威嚇して誤入力を自動防御するシステム

地獄へ落ちる人の算出方法

おならの臭いを除去するパンツ

英国規格協会(BSI)が定めた「正式な紅茶の入れ方(BSI6008)」全6ページ

間違ったアポストロフィの使い方を指摘する「アポストロフィ保護協会」

などが受賞しています。どれも自然と顔が綻ぶような読んでいて楽しいものばかりでした。

こういう研究に没頭している時というのは心底幸せな時のように思います。私も歴史に残るようなおバカな研究をいつかはしてみたいと本気で思っています。

そんな感じの夏休みでした。

来週からはまた普通モードに戻らせていただきます。(戻れるかな?)

それでは。

2010年8月17日火曜日

「ToDoリスト」と「タスクリスト」って同じなの?

「ToDoリスト」と「タスクリスト」って同じなの?

あるニュースでこんな説明がされてました。

  "Google の TO DO リスト「Google tasks」が機能拡張"

「TO DO リスト」と「タスクリスト」って同じ意味なのでしょうか?実際に Google Tasks のページを見ても説明文に

  "Keep track of what you need to do"

と書かれてます。

違いって無いんですかね?混同しててもよかですかね?

ということで意味を調べてみました。

Yahoo!辞書にて


トゥドゥ【to do】
するべきこと。しなければならないこと。「―リスト」

タスク【task】
1 課せられた仕事。職務。2 コンピューターで処理される仕事の単位。


らしいです。

なんか雰囲気からすると、

ToDoリスト:仕事にかかわらず「銀行振り込み」等のプライベートも入れて
  「やるべきこと」をリスト化したもの

タスクリスト:業務で指示された仕事をリスト化したもの

に分けられそうです。

使い分けるべきなのでしょうか?

いろんなツールを見ても ToDo と Task は混同して書かれているようです。一部のツールでは ToDo の中に private と business tasks と分けて整理できるものもあるようです。結論を言うと、ほとんどの場合で使い分けてないので使い分ける必要は無いと思います。

が、個人的には

 ToDoリスト:人に見せないプライベートなやることリスト

 タスクリスト:人に見せる(やってる業務をアピールする)ための業務リスト

として使い分けた方が良いように思います。誰にも見せたくないリストと共有したい(他の人のも知っておきたい)リストは意味が大きく違います。そういった点でも上記内容にて使い分けてみるのもいいかと思います。

一部で「期限の無いもの=ToDoリスト」「期限のあるもの=タスクリスト」という認識をしているものもあるようですが、感覚的にそうすると使い分けって難しいと思いますし、無理やり期限を決めて全てタスクとして扱ってしまい、ToDoリストの意味が無くなる事もしばしばです。

みなさんは使い分けてますか?
使い分けてないようであれば、このような使い分けをしてみてはいかがでしょうか?

それでは。

2010年8月16日月曜日

マーケティング頭脳を持つ自動販売機に会ってきました

品川駅に設置してある「マーケティング頭脳付き」の自動販売機を見てきました。

タッチパネルに商品や広告を表示し、前に立つ人を認識して、その人にあった商品をお勧めする機能をもっていたり、「マーケティング頭脳」を持っているという事で興味があり、近くまで行ったついでに品川駅で降りて見てきました。

近くで見ると普通の自販機



遠くで見ているとテキストと画像が表示されている(まだ広告機能は果たしてないらしい。広告ではなく、飲みたくなるようなメッセージを表示してありました)のですが、近くに行くと商品表示画面に切り替わり、普通の自販機のような画面になります。

おすすめ機能は何パターンか人を判別しているようです



私の前に購入していた女性の時は、ジャスミン茶、爽健美茶、水を「おすすめ」として表示してありました(その女性は別のお茶を購入してました)。さて、私の番、私の時は、ポカリスウェット、水、コーヒーをおすすめされました。男女の区別は出来ているようです。また、一度離れて、広告画面になってから戻ってみても同じ商品を勧められました。ある程度誰かは判別してるのでしょうか?次はちょっと鞄を前に出して近づいた所、今度は、オロナミンCとコーラを勧められました。その後しばらく見てましたが、男女、年齢によってそれぞれ何パターンか持っていそうです。

ところで「おすすめ」されたものを買ったことありますか?

ちょっと論点をずらしてしまいますが、みなさんは「おすすめ」の表示で自分の選択が変わった事ってありますか?私はありません。いつも買うものは何パターンかに絞られていて、その中でその時の気分で選びます。「おすすめ」が影響したことはありません。統計上の趣味嗜好で「おすすめ」を選んでいるはずなので、結果が良いのは当たり前です。どれくらい統計の数字よりも良いのか結果を知りたいところです。

そもそもマーケティングじゃないような・・・

マーケティングを行うというのであれば、4Pや4Cについても最善策を打って欲しいのですが、気温によって価格が安くなるとか、そういう機能は無さそうです。セグメント分けしたターゲティングのみの施策のように思います。まぁそういうツッコミをする人自体少ないでしょうが、個人的にはかなり気になってしまいました。

ほかにも不安要素がいくつか・・・

他にも気になる点がいくつか感じられました。まず1つは、遠目に自動販売機に見えない事があるという事。今はメディアに取り上げられた事もあり、目新しく私のようにあえて見に来るという人も少なくないと思います。それで売上は上がるでしょうが、一段落着いたあとは少し不安です。遠目に見ると広告が動いているだけで自販機と思わず、他の自販機を探してしまいそうです。二つ目に自販機の前に人が立つと広告が表示されない=広告の意味をなさないということ。三つ目はユーザーインターフェースが高齢の人には厳しく感じました。硬貨を入れる場所、ボタンではなく商品の画面を押す所など、買う段階で迷って購入できない人がいるのではないかと感じる事もあります。

せっかくの最先端技術であるならば

最先端技術を取り上げているのに使いづらくなっている印象がありました。せっかく最先端なので、目の見えない人でも硬貨やSUICAで購入しやすく、また、点字モニタ等で商品を選べるようにしたり、色弱の方の為に色合いを考えたり、視力の弱い人の為に顔を近づけるとその部分が拡大されたり、アクセシビリティも考慮して欲しいと感じました。特に高齢者には買いづらいと思いました。高齢者はボタンの方が明らかに押しやすいですし、硬貨を入れるところ、お釣りを取り出すところなどは色合いも含めてもうちょっと考えて欲しかったです。

今後の更なる改良を

まだ品質的にはプロトタイプだと思います。今後バージョンを上げていくうちに上記問題を解決して本当に売れる自販機にしていって欲しいと思います。

最近は酷暑続きで、自販機の需要も相当高まっていると思います。このタイミングでいろんな調査をしてより良い自販機にして欲しいものです。

今回はこのくらいで。

それでは。

2010年8月15日日曜日

8/15 Google Analytics 利用率は 35.4% (前週と変わらず)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週と全く変わりませんでした。

合計で 1,357社。35.4% の利用率です。

ちなみに

SiteCatalystも変わりありませんでした。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

この調査も夏休みのようです。動きが止まりました。またメンテナンスなのかチェックしていないだけなのか、サーバがダウンしている企業もいつもより多めでした。今までの傾向では今週動きが無かった分、来週の数値は大きく増えそうな気がします。

私も夏休みに入り、子供と酷暑の中、熱中症にならないように気を付けながら遊んでます。皆さんも水分補給を忘れずに夏休みを思いっきり楽しんでください。

それでは。

2010年8月12日木曜日

Webサイト運用も「攻め」と「守り」のバランスが大事

Webサイト運用も「攻め」と「守り」のバランスが大事

Webサイト運用系の雑誌を見ると、ほとんどの雑誌が「LPO、SEO、SEM、アクセス解析、A/Bテスト、レコメンド、・・・」といった「攻め」系の記事ばかりが目立ちます。当然、それらをやることで、Webサイトによる売上の増加や、会員数の増加、ブランド価値の向上といったメリットがあるために記事にしている訳で、悪いことでは全くありません。むしろ必要な技術ですので積極的に取り入れてサイトの価値を向上していってもらいたいものです。

ただし、目先のメリットにばかり気が行ってしまうと大変な事になります。

売上を追及するあまりに・・・

ここであるサイトが取った施策を一部紹介いたします。そのサイトはECサイトで、目新しい商品を次から次へと出して話題を呼んでいたサイトでした。そのサイトの運営者はかなり極端な施策を取っていました。運営費用のほとんどを広告費に当てていたのです。「ユーザーに来てもらう事が最優先」ということで、サイトの中よりもサイトに来させる事に重点を置いていました。ですので、肝心のサイトは見た目も品質も悪く、いわゆる「ざる」状態だったのです。それでも逃げていく客を追いかける事はせずに、それ以上の新しい客を呼ぶ事に専念していました。その結果、みなさんも想像つくと思いますが、しばらくの間はユーザーも増え、その増えた分だけ売上も増えていましたが、ある期間からパタっと客足が途絶え、広告費を増やしてもなかなかユーザーが増えてくれない状況となってしまいました。その後は言うまでもありませんね・・・。

逃げたユーザーはどこへいったのか?

想像してみてください。あなたはユーザーです。欲しいモノがあります。それを購入する為にショッピングサイトへアクセスし、欲しいモノを見つけました。それを買い物カゴへ入れていよいよレジへ。カード番号を記入して「購入」ボタンを押したら・・・あれっ?・・・404エラーになってしまいました。みなさんはどうしますか?このサイトでは購入できないため、他のサイトに行って購入しますよね?私だったら、おそらくこのサイトは二度と使わないと思います。

上記の例はやや極端ですが、欲しいモノが買えない時、ユーザーはほとんどの場合、類似サイトに移動して購入するといいます。リンク切れや表記ミス、在庫管理の不備がユーザーを減らすだけでなく、競合にユーザーを渡してしまう事になります。

そうです。上記の広告費に予算のほとんどを注ぎ込んでた会社は、自分の会社の広告費でユーザーを競合に流して競合の利益にしていた訳です。

サイトの土台(品質)がしっかりしていないと、その上でのプロモーションが逆に取り返しのつかないマイナスとなってしまう事もあるのです。

土台(品質)とは

簡単に想像がつくところでは「リンク切れ」ですね。ユーザーはリンク切れがあると一気に購入のモチベーションが下がってしまいます。まずはリンク切れは絶対に無くしたいところです。他にも「セキュリティが伴ってない入会・購入処理」はユーザーを不安にさせます。こういった土台(守り)がないとプロモーション(攻め)はマイナスに働きます。

どんな勝負だってそうです

スポーツもそうです。極端なシフトをとったチームが優勝することはまずありません。「攻め」と「守り」のバランスが重要です。「3点とられても4点とる」と言っている人がいたら、それは先に挙げた会社のような結末を迎えることになるでしょう。また、当然「守り」だけでは勝つことはできません。

まず「守り」、そして「攻める」、これが大切

「品質管理は地味だし面白くないから」とか「リンク切れがあったって・・」と思っている方、それはプロ野球選手が「オレは守備は好きじゃないからバットだけで稼ぐ」と言っているようなものです。あるいはサッカーの監督が「点取るのが楽しいから全員フォワード」と言っているのと同じです。やや厳しい表現をさせてもらえれば、一部職場放棄とも取られかねない行動だという認識を持っていただきたいです。

最近はいろんなサービスがあります

今までは目視での対応など、煩雑な半面、報われないといった事もあったと思いますが、最近はいろんなサービスやツールが出てきて、報われないといった事は無くなってきています。「急がば回れ」という言葉もあるように、基礎をしっかり作っておかないと確実に損をします。基礎作りを大切にWebサイト運営を行うようにしてください。

最後は宣伝(すみません)

私の会社は「攻め」も「守り」も得意としております。一度ご相談ください。どこが足りないのか無料チェックいたします。(宣伝は控えめにしておきます)

ということで、土台(品質)はしっかり固めて安心して利益を追求できるような体制を築いていってください。

以上です。

2010年8月10日火曜日

「革命xテレビ」は本当に革命を起こしたいと思っているのか?

「革命xテレビ」は本当に革命を起こしたいと思っているのか?

皆さんは「革命xテレビ」という番組をご存知でしょうか?毎週日曜日23:30からTBS系で放送されている情報系番組で、世界中の最新情報を「生」で伝える事をウリにした番組です。放送1回目では、Ustream や iPad などの最新技術を駆使して番組構成した結果、周りの予想どおり、グダグダで先行き不安になるような内容となってしまいました。

それが最近では

先週、今週とみた限りでは、序々にまとまってきたように思います。それもそのはず、まず印象が「画像がきれいになった」ということです。開始当初は Ustream 配信を売り物にしていたのですが、明らかに「画質が悪い」「動画が途切れる」「音声が聞き取りづらい」といった問題が発生し、ユーザーにストレスを感じさせる結果となってしまいました。最近では事前に取材をした「録画」を放送することで「安定した」「綺麗な画像」を放送するようになりました。

ほかにも中継の数を減らして、バタバタ感を減らしたというのも好印象の結果かと思います。

しかし、どうもしっくりこないんです。何か面白くないんです。原因は分かっています。

それって革命に近づいてますか?

当初は革命を起こす気で相当無茶な企画ばかりでした。その為、いろんな想定外の事(私から見たら全て想定内のようにも見えましたが)が起こりグダグダになっていました。でも、それでいいと思います。このまま当たりさわりのない無難な情報番組になり下がるのは誰も期待していません。某局のTプロデューサーの番組のように「そこまでやってもいいのか?」的な企画を期待しています。

情報も新鮮味がない

昨日の放送の温度が分かるフライパンなども他局で既に紹介されてたものですし、私の見た中で、初めて知ったものというのはありませんでした。特に「世界で200万人の人が見た」とか紹介されるYouTube動画などは、既に200万人の人が見てる訳ですから情報としては既に古い部類に入ります。

そういったものよりも、自分たちで考えて作りだしたコンテンツなどもどんどん出して良いと思いますし、もっと誰も見たことのない情報を掴んできて欲しいです。少なくとも twitter をしばらく覗いてたら見つけられるようなものではなく。

このままだと「Ustream は使いもんにならない」とか「ネットと放送はやっぱ合わないんじゃないの?」と悪い方向に結論付けられてしまいそうなので早く何とか打破して欲しいものです。

期待しています

まだまだ期待しているユーザーは多いと思います。ハマコーさんも眠い目をこすりながら応援してくれてます。今のうちに「電波少年」をも凌駕するような弾けたコンテンツを量産して、是非とも革命を起こして欲しいものです。

ということで、雨さん、麻耶さん、応援しております。がんばってください。

それでは。

2010年8月8日日曜日

8/8 Google Analytics 利用率は 35.4% (前週から 0.2ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて 8社増えてました。

合計で 1,357社。前回の 35.2% から 0.2ポイント増えて 35.4% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは前回から1社増えてました。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

多くの企業が夏休みに入っているようですが、GoogleAnalytics の導入数は相変わらず増加の一途です。来週は落ち着くのでしょうか?

夏の甲子園も始まりました。レジャーで外に出かける事も多いと思います。水分補給はこまめに行い、熱中症や脱水症状にならないように注意しながら楽しんでください。

それでは。

2010年8月4日水曜日

【書籍紹介】「君子を目指せ小人になるな~私の古典ノート~」北尾 吉孝 (著)



オンライン書店ビーケーワン

第1章
  私にとっての中国古典
  1. 君子の生き方、小人の生き方
  2. 私が中国古典から学んだ人生観
第2章
  君子と小人 - 孔子の人間教育法
  1. 「論語」の力
  2. 「君子」の字義
  3. 「君子」の定義
  4. 孔子にとっての学問
  5. 孔子の教育方法
  6. 弟子たちに対する孔子の評価
第3章
  君子に備わる五つの得 - 「仁」「義」「礼」「智」「信」
  1. 「徳」とは人間の本性そのもの
  2. 徳の根本となる「仁」
  3. 「義」は良心より発する
  4. 人間関係の根本にある「礼」
  5. 「智」は人間を変える
  6. 不変の徳としての「信」
第4章
  君子の条件 - さまざまな君子像
  1. 君子の三つの基準
  2. 理想的な人格の四つの基準
  3. 私が考える君子の六つの条件
第5章
  天命を知る - 何のために生きるのか


何回も読みたくなる良書

私は良書には2種類あると思っています。

1つはどんどん頭の中に入って来て咀嚼しやすく「腑に落ちる」感覚のあるもの。「分かりやすい」「自分に合っている」と評されるものがこの部類かと思います。

そしてもう1つは何回も読む必要があるもの。ただし、読む度に新しい発見があったり、読んだ時の心境やタイミングでとらえかたや気になる部分が違ったり、年齢を重ねる毎に読むと深さを感じたりするもの。

この本は完全に後者です。

実は私はこの本を読んだのは3回目なのですが、読む度に新しい部分が身体に沁み込んでいく感じがします。

中国古典は文字通り古くから読み続けられてるもので、それだけの価値があり、それらを北尾さんが分かりやすく解説してくれています。若い人でも大丈夫ですが、おそらく読む度に、年齢を重ねる度に分かる部分が増えてくると思います。
私はこれを枕元にいつも置いてます。

ちょっとした時間に1つだけ読み進む。それだけでも気持ち良く眠れる時があります。中国古典は本当に奥が深いと思いました。時々、少しずつ読む。それで十分な本です。皆さんも枕元に置いて読んでみませんか?

それでは。

2010年8月1日日曜日

8/1 Google Analytics 利用率は 35.2% (前週から 0.1ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて 7社増えてました。

合計で 1,349社。前回の 35.1% から 0.1ポイント増えて 35.2% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは 1社減っていました。

企業サイトには 104社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

このGoogleAnalytics調査のブログは毎週日曜日に書いてますが、だいたい「龍馬伝」を見ながら3828社分をクロール、結果集計までさせて、ブログには数字だけを入れ替えてから出してます。だいたい毎週1時間30分ぐらいかかってますが、そんなに大変ではありません。そろそろ同じ仕組みで別の調査でもやってみようかなと考えている今日この頃です。何かリクエストがありましたら随時コメントください。

それでは。

2010年7月29日木曜日

ソフトバンクアカデミア - 「孫の二乗の兵法」虎の巻

ソフトバンクアカデミアが開校されました

孫正義社長が自分の後継者を発掘、育成するために開設されたもので一般の人にも門を開き、誰にでもチャンスを与える形式での運営になるようです。

その第1回目、開校式が先日行われ、孫社長自ら孫氏の兵法と自信の経営理念を掛け合わせた「孫の二乗の兵法」というものを展開し、これからのアカデミアでの講義内容の凝縮版のような形での講義が繰り広げられました。

Ustream でも配信されてます

ソフトバンクアカデミア開校式

内容は2時間を越すもので、中身も十分に濃いモノなので皆さんも是非聞いていただきたいのですが、「時間がない」、「今度何かあった時に虎の巻として使いたい」といった方も多いと思いましたので、ダイジェストとしてまとめました。(ここではあえて孫社長のコメントを省いてあります。知りたい方は直接Ustreamを聞いてください)


「孫の二乗の兵法」(全25文字)

理念  :「道」「天」「地」「将」「法」
ビジョン:「頂」「情」「略」「七」「闘」
戦略  :「一」「流」「攻」「守」「群」
将の心得:「智」「信」「仁」「勇」「厳」
戦術  :「風」「林」「火」「山」「海」

【理念】

・道:理念。「情報革命で人々を幸せに」
・天:天の時、タイミング。「情報ビッグバンというタイミングを最大限に活かす」
・地:地の利。「情報革命はアジアから」
・将:優れた将。「志を共有できる将をどれだけ部下に持てるかが大事」
・法:方法、システム。「成功するためのシステムを作る」

【ビジョン】

・頂:頂上、ビジョン。「10年後や30年後といった明確な時期を決めて、その時のイメージを思い描く」
・情:情報。「1メートルを超す書類の束になるくらい集め調べ抜く」
・略:戦略、省略すること。「無駄なものを除去して、一番太い幹になりうる部分を手がける。」
・七:勝率7割で勝負。「勝率5割では愚か、9割では手遅れ」
・闘:闘うこと、事を成す。「自分で闘って成すことが大事」

【戦略】

・一:圧倒的な1位。「圧倒的でないと競争で利益が出なくなる」
・流:流れに逆らわない。「王道を進む。ニッチは選ばない」
・攻:攻める。「1つだけでは駄目、複数の攻め手を持つ」
・守:守る。「キャッシュフローを意識」
・群:同士的結合、マルチブランド。「シングルブランドは効率はいいが、300年は続かない」

【将の心得】

・智:知力。「高い次元で議論、交渉できるように多くのスキルを持つ」
・信:信義、信用、信念。
・仁:仁愛。
・勇:勇気。「攻める勇気、撤退する勇気」
・厳:厳しさ。「組織のために時には鬼となる」

【戦術】

・風:素早さ。
・林:静かさ、水面下での行動。
・火:徹底した行動。
・山:動かないこと。
・海:敵をも飲み込み平和にすること。


以上です。

2010年7月26日月曜日

アクセシビリティ・チェックポイント(9)- 入力装置いろいろ

(9)入力装置いろいろ

「入力装置についても教えてください」とのリクエストがありましたのでまとめてみました。まとめているうちに私も知らなかった製品やサイトもありましたのでまとめて紹介します。

・マウスを使うのが困難な人

親指が無いため握れない、握力がない、握った状態で動かせない、微妙なコントロールができない。こういった方は非常に多いです。そんな方の中でもマウスが使いたい方は下図のようなものを利用しています。



こことステップの「らくらくマウスⅡ」
http://www.kktstep.org/rm_04.html


マウスが使えなくてもボタンやジョイスティックなら使える人のための装置がいろいろ用意されています。


・キーボードを使うのが困難な人

指が震える(隣のキーを押してしまう)、思った場所からずれる(複数のキーを押してしまう)、押した指を離すのに時間がかかる(同じキーを何個も入力してしまう)など、キー入力が困難な方も非常に多いです。そんな方の中でもキーボードが使い方は下図のようなものを利用しています。



テクノツールの「小型ひらがなキーボードUSB」
http://www.ttools.co.jp/product/hand/kogata_kbd/usb_photo.html


誤入力を減らすために入力ガードがあり、複数キー入力や隣のキー入力を抑えることができます。

他にも、指が変形して、そのままではキーボード入力ができない人向けの入力補助装置などもあります。



プロト・ワンの「タイプエイドA」
http://www.proto-one.co.jp/cgi-bin/proto-one/siteup.cgi?&category=1&page=1&view=&detail=on&no=10



・手が動かない人

手が動かない方は顔や肩、足でボタンを押して制御します。多くは画面にソフトウエアキーボードのようなものが表示され、光が左上から順に流れ、そのキーに来た時にボタンを押すといった操作があります。最近は予測変換等が充実し、入力にかかる時間が大幅に短縮されてきています。



国際電業の「たっちぴこ」
http://www.kdengyo.co.jp/


また、口(舌)で操作するタイプなども多く出ています。



アクセスインターナショナルの「ジョーズ2」
http://www.accessint.ne.jp/communi/computer/JOUSE2.html



最近ではユーザーの視線を追うアイトラッキングツールとしてマーケティング業界でも活用されている視線入力装置などもあります。

Tobii の「マイトビーP10」
http://www.tobii.co.jp/japan/application/assistivetechnology.aspx


・ほかにもいろいろ

下記のサイトは非常によくまとまっていました。私も今回大変参考になりました。みなさんも一度アクセスしてみてください。

こころWeb
http://at2ed.jp/kokoroweb/part1.html



・今回改めて気付いたこと・1

今回この記事を書くにあたって、いろいろなサイトを見て回りました。そこで気付いたのですが、以前に調べた時に参考にした企業がことごとく廃業していたということです。この業界はほとんどボランティアです。国の補助も含めていろんな方のサポートが無いと会社の運営自体難しいのだと思います。もっと認知してもらうためにも「アクセシビリティ」の本来の意味をこれからも伝えていきたいと思います。

・今回改めて気付いたこと・2

そしてもう一つ思ったことが、今回紹介した装置のほとんどが非常に高額だということです。しかもこれらをそのまま使えるユーザーはごく限られていて、多くの方はさらにその人のための調整が必要で、そこまでやると数十万円かかることが当たり前だということです。

そこまでして皆さんのサイトを見に来てくれています。全アクセス数からみると1%にも満たない僅かなアクセスかもしれませんし会社の利益には直結しないかもしれません。それでも、見に来てくれている人をそのまま追い返すような真似はしないでいただきたい。サイトに来るまでに大変な思いをして来てくれている方には少なくともサイト内は自由に渡り歩いていただきたいものです。

そういった視点を持って私のブログのこのシリーズを最初から読んでいただき、少しでもアクセシビリティに対して前向きに考えてくれる人が1人でも増えて、1社でも多くのサイトが良くなることを心から願っています。

それでは。

2010年7月25日日曜日

7/25 Google Analytics 利用率は 35.1% (前週から 0.3ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて 9社増えてました。

合計で 1,342社。前回の 34.8% から 0.3ポイント増えて 35.1% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは 変わらずです。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

東京は猛暑日が続いています。夏バテ、冷房病、脱水症状など周りでもよくききます。まだまだこの暑さは続くらしいので、無理はしないで健康的な睡眠・食事を十分にとって安全に過ごしましょう。

それでは。

2010年7月23日金曜日

アクセシビリティ・チェックポイント(8)- 障がいではないけれど・・・

(8)障がいではないけれど・・・

(入力装置についてのリクエストをいただきましたが、未だ準備中のためそちらは来週掲載させていただきます)

世の中には障がいではない(障害者手帳をもらえない)けれども、ある特殊ではない普通の空間において不自由な状況になる方もいらっしゃいます。

例えば

・白がまぶしすぎて見れない
・ダブルクリックが押せない
・ドラッグしたまま移動ができない
・距離感がわからない
・立体感がつかめない
・視野が極端に狭い
・音の距離感(前後左右)が分からない
・音が重なると聞き分けられない
・動くものの認知が遅れる
・ものの境界を把握できない
・文章を読むとき改行しても視点が次の行にいかない

など、いろいろな方がいらっしゃいます。

最近では

・3D 映像が 3D に見えない人

なども問題となっているようです。

しかもこの中には特別ではなく、結構な割合でそういう方がいらっしゃるものもあります。

FLASHを使って派手に作るのもいいですが、こういった方々も多いことを考えて、代替案を作り、それらへのアクセスが容易にできるような対策も考えてみてください。代替案を作ってもどこにあるのか分からないサイトが多いのも事実です。

アクセシビリティだけでなく、最近は

iPadに代表されるように、マルチプラットフォームでのアクセスが増えてきています。そういうユーザーに不便な思いをさせないようにするには上記とほぼ同等の制限事項に対する代替案を用意する必要があります。

そういった意味でも最近は「スマートフォン対応ページ」は良いアイデアだと思います。こういったページはいろいろな制限を考えて作ってあるので同時にアクセシビリティ対策もできているものが多いです。みなさんも「アクセシビリティ対策 兼 スマートフォン対策」を実行してみませんか?応援します。

短いですが。

それでは。

2010年7月21日水曜日

アクセシビリティ・チェックポイント(7)- 障がいの種類とその対応

(7)障がいの種類とその対応

障がいの種類は様々です。
障がい者手帳を持っていない方でも、Webサイトアクセスに不自由を感じている人はたくさんいます。今回はどういった方々の事を考えて、どのように対応すべきかをまとめたいと思います。

・目の見えない人

目の見えない方は、スクリーンリーダー、音声ブラウザ、点字モニタ等を利用します。キー入力は比較的問題無い方が多いですが、フォーカスが分からない事で今何を入力すべきか、欲しい情報にアクセスする為にはどうすれば良いかが分からないと不自由を感じます。また、リフレッシュ等の時間制限のあるページや、勝手にポップアップ画面が出るページ等、自分の意思以外でフォーカスが移動すると混乱をきたす場合があります。

 とるべき対応
  スクリーンリーダー等で読めるようなページにする
  画像やFLASHには代替テキストを用意する
  勝手にフォーカスを移動しない
 チェック方法
  実際にスクリーンリーダーで確認する
  テキストブラウザで疑似的に確認する

・視力の弱い人

見えるけども、小さい字がわからないという方です。これは極端に言うとメガネをかけている方も対象となります。文字が小さくて読みづらい、背景の模様と重なっている、文字を大きく出来ない等に不自由を感じます。

 とるべき対応
  CSS等、レイアウトを強制しない
 チェック方法
  CSSを使わないで表示してみる
  ブラウザの文字を大きくしてみて、他と重なったりしないか確認する

・色盲の人、色弱の人

クラスに一人はいると言われています。
色盲にはいろんな種類があります。また、それらを疑似的に見せるツールやブラウザも多数出ています。それらで確認して、読みづらいパターンがないか確認してください。

 とるべき対応
  CSS等、レイアウトを強制しない
  背景色、文字色が近いものは使用しない
 チェック方法
  CSSを使わないで表示してみる
  無料のチェックツールが多数出ています

・片手が不自由な人、両手が不自由な人

いろいろなパターンが考えられます。

 - 頭で操作する人
 - 足で操作する人
 - 声で操作する人
 - 舌で操作する人
 - 手が震える人
 - 事故で一時的に手が使えない人

あらゆる想定をして、対策を考える必要があります。

 とるべき対応
  時間制限がある場合は上記を想定して長い時間を確保する
  誤入力の際に最初から入力しなおしにならないようにする
 チェック方法
  実際に時間をかけてみる、間違ってみる
  左手のみで操作してみる
  ソフトウェアキーボードのみで操作してみる

・知的障がいを持つ人

わかりやすく作る事が必要です。どこをクリックすればどうなるか?なにを意味しているのか?想像が出来ること、また誰でも分かる文章にすることが重要です。
知的障がいの場合はどこまで対応すべきかが非常に難しい問題ですが、適当な操作で高額商品が購入できたり、契約したりということのないようにサイトを作る必要があります。

 とるべき対応
  難しい漢字にはふりがなをふる。
  略称や呼称を使用する場合は最初に正式名称を記載する。
 チェック方法
  アクセシビリティチェックツールで一部は対応可能


ほかにも複数障がいを持っている方など様々なパターンがありますが、まずは上記を参考に対応していただければと思います。

それでは。

2010年7月18日日曜日

7/18 Google Analytics 利用率は 34.8% (前週から 0.1ポイント増)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週から比べて 5社増えてました。

合計で 1,333社。前回の 34.7% から 0.1ポイント増えて 34.8% となりました。

ちなみに

SiteCatalystは 変わらずです。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

今週は3連休のためか、メンテナンス中のサイトが数社ありました。前半戦のリニューアルのピークのようにも思います。来週が楽しみです。

関東では梅雨が明けたようでものすごく暑い日が続くそうです。大雨の次は猛暑で極端ですが、夏バテしないように冷たいモノを取り過ぎないように注意してください。といってる傍から今日アイスを2つ食べた私は要注意です。

それでは。

2010年7月15日木曜日

アクセシビリティ・チェックポイント(6)- 文字画像に透過は使わない

(6)文字画像に透過は使わない

これは知ってる方にとってはあたりまえですが、意外と知られていないものです。

デザインの世界では背景色の上に重ねる文字画像は透過にしないと違和感が生じたりするので、透過を使うのが当たり前になっていますが、透過にすると、アクセシビリティの観点からはいろいろな問題が生じてきます。

例えば

・背景画像は表示しない設定にしている
・色弱の為に背景色と文字色を固定で設定している


こういった方はページ制作時に想定した背景とは違う背景になってしまい、場合によっては画像の文字と指定してある背景色が同じだと読めなくなってしまいます。

色弱の方、白い色がまぶしすぎて色調整している方などの為にも、透過は極力使わない(それ以前に文字は極力画像にしない、画像にする場合は背景色も気にする)ようにしてください。

本日は短いですが以上です。

それでは。

2010年7月13日火曜日

アクセシビリティ・チェックポイント(5)- 文字の書き方まとめ

(5)文字の書き方まとめ

今回はスクリーンリーダー向けの書き方を紹介します。
最近のものは前の文脈を把握して読み方を変えるものが多数出てきていますが、それでも位置や書き方で間違った読み方になる事があります。そういった事を少なくするためにもいくつか「書き方」を紹介いたします。

・日付や金額などは短縮型を使わない

× 2010/07 → ○ 2010年7月
× 12:00 → ○ 12時
※前に「日にち」や「時間」という文字を入れておくと間違った読み方をしてもある程度認識できます。

× (金)→ ○ 金曜日
× 10時-12時 → ○ 10時~12時
※「-」は「マイナス」、「~」は「から」と読まれることが多いです。

× 100百万円 → ○ 1億円
※決算情報など大きい数字が大量に出てくる場合は予め単位を先に記述しておいて、その単位に合わせれば問題ありませんが、数回しか出てこない箇所は単位を合わせるよりも、読まれやすくするべきです。上記の場合は「ヒャクヒャクマンエン」と読まれ、一瞬理解できない事も起こり得ます。

・全角や余計なスペースは注意

× 住 所 → ○ 住所
※前者は熟語として認識できないことがあります。
× 100 → ○ 100
※前者は「イチゼロゼロ」と読まれる事があります。

・テーブル内は単位も併せて記述

×




身長(cm)体重(kg)
田中17565
佐藤16666







身長体重
田中175cm65kg
佐藤166cm66kg


※数字が続くと今どの項目か分かりづらくなるので、セル内に単位をいれることで認識しやすくします。

他にもたくさんありますが、代表的なものだけ掲載いたしました。
気になる部分がありましたら是非使ってみてください。

それでは。

2010年7月11日日曜日

7/11 Google Analytics 利用率は 34.7% (前週から変わらず)

今週も上場企業のWebサイト 3,828社分を調査してGoogle Analytics の利用率を調べてみました。

今週は先週と変わりありませんでした。

合計で 1,328社。前回の 34.5% のままです。

ちなみに

SiteCatalystは 1社増えていました。

企業サイトには 105社に入っています。
※SiteCatalyst は企業サイトには入れずにサービスサイトのみ導入している企業も多いので、これがそのまま導入数ではありません。

今日の選挙でまた政局が荒れそうです。消費税はどうなるのでしょうか?景気はいつ回復するのでしょうか?まだまだ先の見えない日々が続きそうですが、自分の周りだけでも1歩1歩進めていきたいものです。

それでは。