鈴木敏文の「話し下手でも成功できる」
セブン-イレブン流「感情経済学」入門
(著)勝見 明
[目次]
I部 話し下手でも成功できる
第1章 どんな「話し方」をすれば、相手に伝わるのか
第2章 人はなぜ、自分のことになると「保守的」になるのか
第3章 人はなぜ、「長期的な利益」より「目先の楽さ」を大きく感じてしまうのか
II部 商売は感情で動く
第4章 どうすれば不況下でも買ってもらえるか
第5章 どうすれば顧客の満足度を高められるか
III部 自分の中の「保守的な心理」を克服する
第6章 ブレイクスルー思考で新しい自分に挑戦する
第7章 常に懸命であれば「行き当たりばったり」の生き方でもかまわない
[感想]
常にお客様視点での発想と理論の展開で、とても共感できる内容でした。「下取りセール」や「キャッシュバック」は「割引き」とは違うという例などを見ても、同様の内容は他のマーケティング理論の本の方が詳しく書かれていますが、この本は事例を挙げて「腑に落ちる」内容に仕上がっています。理論はどうでもよくて最終的にはお客様がどう感じるか、感性に訴えるにはどうすればいいか?を常に考え、行動してきた鈴木さんの話が、多くの分かり易い「お客様との会話」を通じて記載されています。内容的には使い古されたような「売るためのコツ」の羅列ではありますが、表現方法や長年のノウハウは勉強になります。
[情報]
『鈴木敏文の「話し下手でも成功できる」
- セブン-イレブン流「感情経済学」入門 - 』
出版社:株式会社プレジデント社
発行日:2010/5/27
著者:勝見 明
定価:1,300円(税込)