2010年10月6日水曜日

アクセシビリティJIS チェックポイント(1)― 7.1.1.1 ALT属性

イメージタイプの要素には ALT属性を付ける

イメージタイプの要素(img 要素、area 要素、input 要素)には ALT 属性を付ける必要があります。これはアクセシビリティ対策だけでなく、SEO対策にも有用な為に、既にいろんなサイトでも実装されてます。基準も分かり易く、効果も分かり易いために制作ガイドラインやアクセシビリティガイドラインでは最初の方に出てきます。

なぜ、ALT属性が必要なのでしょう?

ALT属性が無いと、目の見えない方が読み上げツールやスクリーンリーダーを使用してページを音声で読み上げる場合に、画像の意味や目的を知る事ができません。これらはクローラーでも同じです。クローラーがサイトをクロールする際も、画像に ALT属性が無いと、その画像の意味が分からない為に、検索として見つけ辛くなります。SEO対策の為にも必須の対応項目となります。

「ALT=""」は是か?非か?

「ALT=""」の設定(俗称「空ALT」)を許可しないWebサイトガイドラインもありますが、アクセシビリティの観点から見ると、この設定は問題ありません。その画像自体に意味が無い場合、例えば、ブランクを画像で設定していたり、画像の中黒や罫線などは空ALTでも問題ありません。逆に「スペース」等と書いてしまうと、読み上げた時に意味が途切れてしまい、ユーザーに伝わりづらくなる事もあります。意味があろうが無かろうが、ALT属性は付けて、意味の無いものはALT属性の中身を空にしてあげれば大丈夫です。


重要度

  ★★★(必須)

ガイドライン

  JIS X 8341-3:2010  7.1.1.1  A
  WCAG 2.0 checkpoint  1.1.1  A

以上